物損事故と当て逃げについて

元人間

　物損事故と当て逃げの境目はぼやけており、警察官は拡大解釈する。
　そうでもしないと、警察官に手が１０本ついてても仕事が回らないのである。
　　第72条第1項前段では、「交通事故があったときは、当該交通事故に係る車両等の運転者その他の乗務員（中略）は、直ちに車両等の運転を停止して、負傷者を救護し、道路における危険を防止する等必要な措置を講じなければならない。」と規定されている。
　なお言葉としては「～逃げ」となっているが、法律の条文上は「逃げる」事は構成要件には含まれない。すなわち、事故の当事者が運転を直ちに停止しないか、または救護義務、危険防止措置義務を怠る事で、犯罪が成立する。
　（ウィキペディア抜粋）
とある。
　したがって、
　　　　事故の当事者が運転を直ちに停止しないか～
との部分をとらえ、
　　　　車が止まって、当て逃げされた方と話をする
という事実があれば、当て逃げやひき逃げとはとらえない。
　例えば
　　　追突したほうの運転手がされた方の運転手に
　　　　　　馬鹿野郎！こんなところで止まってるんじゃねえ！
と、一喝してそのまま立ち去ってしまっても
　　　車を止めて追突された方と話をしている
ので逃げたことにはならないのである。
　立ち去ったという表現である。
　厳密には救護義務も危険防止処置も取られていないので当て逃げやひき逃げになる可能性はあるのだが、そこを突き詰めると警察官自ら仕事を増やすこととなり、
当然同僚上司からは
　　　あいつ馬鹿か？自分でいらない仕事増やしてるぞ
となるし、実際そのようなことはしないで
物損交通事故報告書　　作成時間１０分
で終わらすのが当たり前なのである。
　ただ、ぶつけられた方は怒り心頭である。
　登録番号（ナンバー）がわかれば、照会してすぐに呼び出す。
　呼び出して両当事者の車を確認して事故が間違いなく、立ち去った運転手と特定した時点で、立ち去った運転手と２人で聴取しているときに
　　　どう見てもあんたが悪いよ
（本来は言ってはいけない＾＾；）