慰安婦問題の解決案

ナナシズム

慰安婦問題の解決策を考えてみましょう。

まず、現状を整理すると、
日本政府の姿勢は、
「慰安婦は存在していたが、軍が関与した強制連行はなかった。
賠償問題は、日韓基本条約で終了している。」
日本政府の問題点は、世界に十分に説明してこなかったために、世界の多くの国でsex slaveが存在したかのように受け止められているということでしょう。
また、「証拠の提示」という言葉に関しで誤解を受けており、この問題に必要な証拠の提示とは、「軍の強制連行が横行していた証拠」であり、個々の事例の証拠ではありません。

韓国の姿勢は、
「日本軍によって強制連行され、sex slaveにされた。
日韓基本条約締結時にこの事実に気づかず、賠償金を請求しなかったのは、政府の失態であり、今すぐ請求すべきである。」
韓国政府の問題点は、政府の失態とされたにもかかわらず、政府は責任をとらず、日本への請求ばかりを繰り返し、韓国政府による賠償を行わないため、元慰安婦が報われない状態になっていることです。
元慰安婦を見世物にし、政治利用しているとの批判を受けても仕方がない状態です。

さて、慰安婦問題の解決策ですが、
まず、元慰安婦を救うために、日韓基本条約の基本に立ち戻り、韓国政府が慰安婦に賠償金を支払い、改めてその額を、日本に請求することであると思います。
韓国の国家予算から支払うのが筋ですが、お金がないというなら、日韓基本条約において受け取った、北朝鮮分の経済協力金をとりあえず使うのがよいでしょう。
預かり金ですから、当然そのままの形で残っていなければならず、他の目的で使ってしまったのであれば、不正な流用をしたことになります。
これと並行して、第三国を中心とした、慰安婦問題究明委員会を作り、強制連行のの有無に関して真実を知ることです。第三国は、第二次世界大戦において、中立の立場であった国でなければいけません。
また、同時に大戦後に結ばれた数々の条約について、確定している補償問題に関して再考するのが妥当かどうかについても議論していただきます。

以上が、慰安婦問題の解決案です。