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【科学一般】科学と疑似科学の線引きはどのような歴史をたどってきたのか? [すらいむ★]

1 :すらいむ ★:2021/05/06(木) 10:51:59.68 ID:CAP_USER.net
科学と疑似科学の線引きはどのような歴史をたどってきたのか?

 現代人の便利で豊かな生活は科学によって支えられていますが、間違っていて役に立たないどころか有害なことさえある疑似科学も存在します。
 アメリカ・コーネル大学で科学史を研究しているスーマン・セス教授が、「科学と疑似科学の境界線に関する議論が、科学の発展と共にどんな変遷をたどってきたのか」について論じました。

 Why “Trusting the Science” Is Complicated
 https://lareviewofbooks.org/article/why-trusting-the-science-is-complicated/

 1772年〜1778年までイギリス王立協会会長を務めた医師のジョン・プリングルは、牛肉を他の物質と組み合わせてその腐敗を観察する実験により、酸だけでなくアルカリ性の物質も腐敗を遅らせることを発見し、それまでの科学界の常識を覆しました。
 こうした知見を元に、プリングルは自著の中で「腐敗を遅らせたり、腐敗の進行を逆行させたりするような物質を飲めば、腐敗が原因となる病気を治せる」と主張しました。

 プリングルの説を強力に後押ししたのが、壊血病の治療にかんきつ類の果汁が効果的だったという点です。
 壊血病は、傷口や歯茎が壊死(えし)してひどい悪臭が生じるといった症状があったことから、当時は「体が腐る病」だと考えられていました。
 そのため、「保存性に優れた飲み物であるかんきつ類の果汁が肉体の腐敗を食い止めたのだ」というプリングルの主張は、当時としては非常に科学的な理論でした。

 壊血病はビタミンCの欠乏によって起きることが分かっている現代では、プリングルの主張は誤りだと簡単に分かります。
 しかし、微量栄養素の存在が解明されるはるか前に、プリングルが壊血病治療の糸口をつかんだというも事実です。
 このことから、セス教授は「何が『いい科学』で、何が誤解に基づくお粗末な推論だったかというのは、結局時間の経過と後知恵でしか分からないものです」と指摘しました。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

Gigazine 2021年05月05日 20時00分
https://gigazine.net/news/20210505-trusting-science/

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