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【がん細胞】 免疫細胞の攻撃回避の仕組み解明

1 :そすんさーρφ ★:2016/05/24(火) 08:08:44.58 ID:???
毎日新聞 2016年5月24日 01時54分(最終更新 5月24日 01時54分)

京都大大学院医学研究科の研究チーム

 がん細胞が免疫細胞の攻撃から逃れる仕組みの一端を、京都大大学院医学研究科の小川誠司教授(分子腫瘍学)らの研究チームが新たに解明した。
新タイプの抗がん剤として注目される「オプジーボ」(一般名ニボルマブ)の効果がある患者を見分ける研究につながると期待される。23日に英科学誌「ネイチャー」電子版に掲載された。



 体内には異物や外敵と闘う免疫細胞があるが、がん細胞は攻撃から逃れるため「PD−L1」というたんぱく質を作り、免疫細胞の「ブレーキ」を働かせる。
オプジーボは「免疫チェックポイント阻害剤」と呼ばれ、ブレーキがかかった免疫細胞に攻撃を再開させる作用がある。

 オプジーボは皮膚がんの一種「悪性黒色腫」や一部の肺がんの治療薬として承認されているが、効果があるのは患者の2〜3割程度で、
効くかどうかを事前に調べる効果的な方法が見つかっていない。薬価も高額で、一般的な体格の男性が1年間使い続けると約3500万円かかるという。

 研究チームは、胃がんや肺がんなど34種のがん、計約1万人分のがん細胞のゲノム(全遺伝情報)をスーパーコンピューターで解析。
更にマウスを使った実験をして、PD−L1遺伝子に欠損など異常がある場合に免疫チェックポイント阻害剤を使えば、がん細胞が縮小することを確認したという。

 小川教授は「オプジーボがどの患者に効くかを知る第一歩。PD−L1遺伝子に異常がない人でもオプジーボが効く可能性はあるので、効果的な治療や医療費削減に向け、今後も更に研究を進めたい」と話している。【宮川佐知子】

http://mainichi.jp/articles/20160524/k00/00m/040/123000c

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