【考古学】兵庫城築城期の城下町跡発掘　神戸・兵庫津遺跡

fukunyu ★＠＼(^o^)／

神戸市教育委員会は２３日、ＪＲ兵庫駅南東に広がる「兵庫津遺跡」（同市兵庫区）の発掘調査で、
戦国時代末期の兵庫城築城と同時期とみられる城下町の遺構が見つかった、と発表した。
城の近くに商人の町屋約１５棟が立ち並び、奈良時代の「大輪田泊」
から続く港湾地区としての隆盛をうかがわせるという。（小川晶）
同市中央卸売市場本場の跡地（約２万５千平方メートル）で２月に発掘を開始。
織田信長の命で１５８０（天正８）年に完成した兵庫城の遺構周辺で、
江戸初期～末期の町屋群を６月までに確認している。
今回の１５棟は、さらに約３０年以上さかのぼる９０（天正１８）
年前後の建築であることが出土品から分かった。
兵庫城築城に合わせて建てられた商人の店舗兼住宅とみられ、城から東に延びる大通り周辺に南北に連なる。
堀から約５０メートルと城にも近く、通常の城下町ならば武家屋敷が置かれる場所とされる。
市教委は、貿易で栄えた地域で、商人の影響力が強かった▽信長の勢力拡大により軍事的な緊張が薄れていた－とみる。一方で、西側の未発掘の一帯に正門や武家屋敷などの中心地区があった可能性も残るという。
遺構からは、商人らが使った茶わんや灰皿など数万点が出土。中国や朝鮮半島から伝わった品もあり、
生活水準の高さを物語る。
堀を狭めた総延長約１００メートルの水路も新たに発見された。
２５日午後１時半～３時半、遺構や出土品を現地で一般公開する。小雨決行。当日の問い合わせは、
発掘調査事務所ＴＥＬ０９０・２３５２・５６１３

http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201410/0007443403.shtml

【考古学】兵庫城築城期の城下町跡発掘 神戸・兵庫津遺跡

【考古学】兵庫城築城期の城下町跡発掘　神戸・兵庫津遺跡