【南極】南極棚氷の融解による影響度は予想以上－新華社[04/06]

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南極棚氷の融解による影響度は予想以上－新華社

【新華社ロンドン】　最新号の英科学誌「ネイチャー」に掲載した研究報告書によると、もし、温室効果ガスの排出ペースが今と同じであれば、南極棚氷の融解により海面は２１００年に１ｍ以上上昇し、影響は最初の予想以上だと指摘した。

これまでの研究では、過去、海面上昇の主な原因は南極棚氷の融解とした。これもこれから海面上昇の主因になると見られる。だが、具体的な影響度についての見方は様々だ。
例えば、２０１３年に気候変動に関する政府間パネル（ＩＰＣＣ）は「南極棚氷の融解により海面は２１００年に数ｃｍしか上昇しない」との見方を示した。

だが、今回の研究では、マサチューセッツ大学アマースト校とペンシルベニア州立大学の研究者が新たな氷床モデルを利用して計算した結果、「温室効果ガスの排出ペースが今と同じであれば、
南極棚氷の融解による影響度はより大きくなり、２１００年には海面が１ｍ以上上昇し、２５００年には海面が１５ｍ以上上昇する恐れがあり、これは地球の姿を変える」としている。

計算結果では、もし、積極的に気候変動を緩め、気温上昇幅を産業革命前と比べて摂氏２度以内に制御できたら、海面の上昇はそれほど大きくなく、人類社会への影響もかなり小さくなると見られる。

新華ニュース
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