【サウジアラビア】バングラデシュ、チャド、パキスタンとミャンマー人女性との結婚禁止 [08/08]

★サウジアラビア政府、サウジアラビア人男性４ヵ国の女性との結婚を禁止
2014年08月08日 11時45分

石油資源に富んだサウジアラビアでは男性はバングラデシュ、チャド、パキスタンとミャンマーの
４ヵ国出身の女性との結婚が禁止されることになった。英ＢＢＣによると、サウジアラビア政府は同日、
結婚禁止令を発表し、外国人女性と結婚したい男性に厳格な結婚制限を設けた。

サウジアラビアの関係サイトによると、上記の４ヵ国からの女性はサウジアラビア人男性の結婚相手から
除外されることになった。これに対し、サウジアラビア政府は、明確な理由を挙げていない。
しかし、同サイトは「上記の４ヵ国の女性に対するイメージが悪いのが原因かもしれない」としている。

具体的に言えば、一部の外国人女性がサウジアラビア地元で家政婦となって労働しているが、窃盗したり、
男性雇い主を誘惑し、婚姻や家庭崩壊の危機を招いたりしたこともあるようだ。非政府側の統計データに
よれば、サウジアラビアは外国人労働者を約９００万人を抱え、総人口の３０％を占めている。
そのうち、上記の４ヵ国からの女性労働者は５０万人を超えており、主にメッカに住んでいる。

サウジアラビアでは女性と非イスラム教徒の外国人男性の結婚は禁止されているが、この規定は男性には
適用しない。また、サウジアラビアでは一夫多妻制を実行し、地元の男性も開放的で、外国人女性と恋愛
したり結婚した男性は少なくない。しかし、この結婚禁令に対し、反対の声もあがっている。
パキスタン紙「ドーン」は「サウジアラビアのこのやり方は人種差別に等しい行為だ」と報じた。（翻訳　劉英）

http://www.xinhuaxia.jp/social/43253