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産経抄ファンクラブ第198集
- 546 :文責・名無しさん:2014/05/27(火) 08:31:33.62 ID:4fjUJ29w0.net
- 東大教授の怒り 5月27日
2014.5.27 03:26 [産経抄]
アイドルという言葉が、日本で広く使われるようになったのは、1970年代からだ。ただ『幻の近代アイドル史』
(笹山敬輔(けいすけ)著、彩流社)によると、すでに明治時代から、アイドルの元祖たちは活躍していた。
▼たとえば、若い娘が寄席で物語を語る、義太夫の人気もすさまじかった。曲の「さわり」になると、客席から
「ドースルドースル」と声を掛ける書生たちは、「ドースル連」と呼ばれた。太夫が髪を振り乱して熱演すると、
かんざしがパラリと落ちる。前のめりでみていた彼らは、われ先に拾おうとした。かんざしを返すときに、太夫に
近づけるからだ。
▼平成17年に東京・秋葉原で結成されたAKB48は、その系譜に連なる存在といえる。「会いに行けるアイド
ル」として、ファンとの交流の場である「握手会」を大切にしてきた。
▼日曜日の午後、岩手県で開かれたそのイベントで、メンバー2人と男性スタッフがノコギリを持った男に襲わ
れた。命に別条はないようだが、若い女性が受けた心の傷も心配だ。
▼『幻の近代アイドル史』は、娘義太夫にハマった有名人として、夏目漱石や志賀直哉、高浜虚子らを挙げて
いる。東大史料編纂所教授の本郷和人さんが、AKB48の熱狂的ファンだと、最近知った。なにしろ、小紙に連
載中の「日本史ナナメ読み」のなかで、昨年末の紅白歌合戦でAKBからの引退を表明した大島優子さんを登
場させている。戦国大名の蒲生氏郷(うじさと)に似ている、というのだ。
▼事件について昨日の小紙に、激しい怒りのコメントを寄せていた。危機管理が甘かった、との指摘もあるが、
警備を厳しくしすぎると、ファンとの間の距離が広がってしまう。総合プロデューサーの秋元康(やすし)さんも、
頭が痛いところだろう。
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