朝鮮学校生らにカツアゲされそうになっていた僕達を任豚が助けてくれた話

名無しさん必死だな

中学の時、俺と福島、花山はいつもつるんでいた。
ある日のこと、学校からいつもの河川敷のサッカーコートへ行こうとしていたときのこと。
福島「このあたりまずいって。ガラ悪い朝鮮学校生たちのナワバリだぞ」
キョロキョロしながら言う。
花山「でも近道だし行っちゃおうよ」
わりと無鉄砲な女子中学生、花山が言う。
僕「なんか言ってきたらやっつけちまえばいい」　
あしたのジョーにはまっていた僕はｼｭｯ　ｼｭｯとシャドーボクシングをはじめる。

朝鮮学校生４人組「オイ　ここ通るならカネ払えよ（ﾆﾔﾆﾔ」
タバコをふかしながら凄んでくる。
僕ら「ヒッ　ﾋﾞｸｯ　ﾋﾞｸｯ」
朝鮮学校生「いくら持ってんだよ　ジャンプしてみろよ」
僕「そ、そ、そうはさせないぞ！　エイッ　エイッ」　ぺちっ　ぺちっ...
僕はふいにパンチを繰り出すも、マンガを読んだだけで練習もしたことのないもやしっ子パンチなのでぜんぜん効いていない。
哀れな僕、前蹴り一発食らってダウン。
朝鮮学校生「あ～らら　なに？クソチョッパリが反抗すんの？　あいたっ　イタタタタ骨折ーれたー！　差別だー　暴力ふられたーー（棒読み）」　(ﾆﾔﾆﾔ
福島「ゴメンなさい！お金出すから許してください」
朝鮮学校生「もう遅ぇなー　死んだぞてめぇら　そこの女はレイプ決定な」
スガッ　ドガッ　ゲシッゲシッ・・・　しばらくリンチされる３人。花山はセーラー服とスカートを脱がされて下着だけになっていた。

そのとき救世主がかけつけた。
ニシオ「やめなよ！」
朝鮮学校生「あ゛？」
ニシオ「俺のクラスメートに手を出すなんて許さないぞ！」
朝鮮学校生「うるせえ　これでも喰らえ」
フットワークを使って最小限の動きで回避する。そして...
「任天堂キック！」すかさず、正面のやつの鳩尾に蹴りを叩き込む。悶絶し、倒れる。
「任天堂裏拳！」返す右拳を、唖然とする次のやつ顔面に叩き込む。鼻の骨が砕け、昏倒する。
「任天堂エルボー！」もう一人の頭蓋骨を砕く。
「任天堂チョップ！」残るひとりの頚動脈を断ち切る。
そして1対4の劣勢を、まるでセガールのように片付けていく。

福島「シヌかと思ったーー」
僕「ニシオくんありがとう！キミのような頼れるクラスメートがいてくれて助かったよ！」
ニシオ「友達だろう。礼には及ばないさ。困ったときはいつでも呼んでくれたまえ。」
花山「ニシオくんかっこいい！けっこんしてーーー♥♥♥」
目がハートマークになっている花山を見て、幼馴染の僕は少し嫉妬したものだった。

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ピッ、ピッ、ピッ...
病室に電子音が聞こえる。
ベッドにひとりの中年男性が横たわっている。
かたわらには７０歳ぐらいの男女。

「見て　あなた　ニシオがほほえんでるわよ」
「ああ　いい夢でも見てるのかもしれないな」

３０年前のこと。僕、福島、花山、ニシオの４人で歩いていたところを朝鮮学校生に絡まれた。
僕、福島、花山の３人はダッシュで逃げた。ノロマなニシオひとりを置いてきてしまった。
逃げ遅れたニシオは金属バットや安全靴でボコボコにされて、救急搬送され一命はとりとめたものの、植物状態であった。
加害者の朝鮮学校生を追求しようにも、民族団体が差別だなんだと横槍を入れ、朝鮮学校側も犯人特定や事実究明には非協力的。
すぐ人権派弁護士が味方につく「ややこしい人たち」に対して警察も深く追求したがらず、事件はウヤムヤのまま学生同士のケンカということで処理されて誰も罰せられなかった。

医師の診断では意識を取り戻す可能性は万にひとつもないにもかかわらず、
両親はニシオがいつか目を醒ますことを信じて、毎日病室に通うのであった。
ニシオは１９９４年から時間が止まったままの世界で、死ぬまで生き続けるのであった。