ソニーG副社長「PS5、24年3月期に2300万台販売」

名無しさん必死だな

ソニーグループは1日、2022年4～9月期の決算会見をオンラインで開いた。十時裕樹副社長兼最高財務責任者（CFO）は、家庭用ゲーム機「プレイステーション5」の24年3月期の販売目標について「2300万台強が当面の目標となる」と明かした。23年3月期目標比で3割増える。音楽と半導体事業がけん引し、23年3月期の純利益見通しを上方修正した。主なやり取りは次の通り。

――PS5の供給はどのように見通していますか。

「PS5の生産は半導体などの部材供給や物流の制約が大幅に改善された。7～9月期の生産台数は650万台を超え、計画を上回るペースで進捗している。23年3月期に1800万台を売り切る。発売4年目となる来期については2300万台強が当面の目標となる」

――23年3月期のゲーム事業の営業利益を2250億円と従来予想を300億円引き下げました。

「（新型コロナウイルス禍の巣ごもりが解消され）消費者の外出機会が増え、総プレイ時間が前年同期に比べて10%減った。定額サービス『PSプラス』の9月末の加入者数も6月末から4%減り、想定以上にPS4ユーザーのエンゲージメントが低下した。ゲーム事業が2四半期連続で営業利益を下方修正したのが最大の反省点だ。CFOとして反省し、改善につとめる」

――23年3月期の連結全体の上方修正では、音楽と半導体画像センサーがけん引役となりました。

「音楽は好調でストリーミングが伸びている。リスクは動画投稿アプリ『TikTok（ティックトック）』など新しいプラットフォームへの対応だ。音楽はテクノロジーによるディスラプション（創造的破壊）が起きやすい。音楽の露出が増える機会でもあり、世の中のトレンドをいち早くキャッチしていく」

――半導体画像センサーが搭載されるスマートフォン市場が減速しています。

「（半導体を手掛ける）I&SS部門の売上高は7～9月期に四半期としては過去最高を更新した。中国メーカーの中位機種の減速は想定通りだが、上位機種は比較的好調だ。センサーの大判化や高画質化も進んだ。10～12月期の画像センサーの出荷は高い水準を維持できる。景気減速のリスクを織り込んだ上で業績予想を見直した」

――米国による先端半導体の対中輸出規制の影響をどう見ていますか。

「現時点では影響は軽微と見ている。ただ、両国の緊張の高まりを懸念しており、今後も状況を注視する」

――為替の円安が急速に進んでいます。生産の国内回帰などは考えますか。

「為替だけで生産拠点を決めるということはない。サプライチェーン（供給網）や地政学をどう捉えるかだ。ただ、柔軟に（拠点を）動かせるということは重要で、自動化やデジタルトランスフォーメーション（DX）など製造における標準化を進めている。標準化が進めば製品をどこでも生産できるという状況に近づく」

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC01AEP0R01C22A1000000/