机が買えない虫歯の治療も出来ないおもちゃが買えない・・足立区の小１家庭の２５％が「生活困難」に

FinalFinanceφ ★

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201604/images/PK2016042302100058_size0.jpg

家庭の困窮が子どもの生活に与える影響を知るため、
東京都足立区が昨年度、区内の全区立小学校の１年生の家庭にアンケートした調査の結果が２２日、公表された。
年収だけでなく、子どもの机を買う余裕がないなど
家庭環境全体で「生活困難」と定義した家庭は全体の約２５％。
４人に１人が生活面で苦しい環境にあることが分かった。

国立成育医療研究センターと協力した調査は、
六十九の小学校の一年生五千三百五十五人の家庭に実施した。
有効回答率は８０・１％。

子どもたちの生活習慣に加え、保護者の年収、就業形態、
喫煙や飲酒の回数など五十項目以上を聞いた。
区によると、これほど大規模な調査をまとめたのは全国的にも珍しいという。

世帯年収が三百万円未満というだけでなく、
年収があっても、子どもの本やおもちゃが買えない家庭を「生活困難」とした。
千四十七世帯（２４・８％）が該当した。

生活困難な世帯では、虫歯が五本以上ある子どもが、１９・７％。
麻疹（ましん）・風疹の予防接種を受けていない子どもは１３・４％いた。

近藤弥生区長は記者会見で
「子育て世代を孤立させない施策の充実が必要。
一歩踏み込んだ『おせっかい行政』や事業を充実させたい」
との姿勢を示した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201604/CK2016042302000126.html