日本にいる外国人９割「自国より暑い」　５割「真夏の東京五輪、屋外観戦なんて無理！」

★真夏の“五輪屋外観戦”に５割が自信なし
東スポWeb 8月9日(土)14時37分配信

ダイキン工業がこのほど発表した「第２０回　現代人の空気感調査」の結果が興味深い。東京在住１年以上の
外国籍者１００人（北米、欧州、アジア、中東・アフリカの各２５人）を対象に「東京の夏の暑さ」に関する
意識調査を行ったもので、約９割が「東京の夏は自国より暑い」と回答している。

調査結果を発表したダイキンのプレスリリースには、「東京の平均気温はこの１００年で３度以上上昇しており、
世界の中でもヒートアイランド化が顕著な都市と言われています」とある。ヒートアイランド化についても
６日付の小欄で触れたが、意識調査では回答者全員が「東京の夏は暑い」と実感。屋外の気候について
「自国と比べてどう感じますか」という問いに、「耐えられないくらい暑い」と回答した人が２５％、
「暑い」が４４％、「やや暑い」が１９％で、合計すると８８％が、自国より暑いと感じていることがわかった。

一方、「やや涼しい」と答えた人は１２％＝１２人。出身国の内訳は、中国とインドが各３人、
トルコと米国が各２人、英国、アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）が各１人となっている。

そして注目は、「真夏に東京で屋外スポーツを暑さに耐えながら観戦する自信はありますか」の設問に、
５４％が「いいえ」と答えたこと。調査実施側では「やはり、過酷な東京の夏を体験された方は、真夏の観戦に
なかなか自信が持てないようです」とのコメントをつけた。「五輪会場や街中に、あったらいいなと思うサービス」は以下の通り。

・エアコンのきいた観客席、空気の流れを作る巨大な屋外用扇風機
・ミストを噴射して涼しくする機械、無料の水飲み場
・アイスクリーム、かき氷の提供
・うちわと帽子の自動販売機
・日陰、サングラス、欧米サイズで日本ならではの涼しい素材の女性用衣料

これは調査側のコメントでなく筆者の見方だが、「アイスクリームやかき氷の提供」は、国際オリンピック委員会
（ＩＯＣ）に巨額の協賛金を払っているスポンサー企業で飲食業種のカテゴリー会社が自らそれを実施しない限りは、
権利関係の問題で、実現は難しいだろう。ヘタをしたら「水飲み場」もままならないかも。

意識調査ではさらに、「東京で印象的・驚いた光景」についても尋ねている。

・ネクタイを締めて、上着を着るサラリーマン（２１歳、インド出身）
・女性が日焼けしないよう、夏でも腕を黒いカバーで覆っていること（４７歳、米国出身）
・うちわが無料で手に入る（３３歳、タイ出身）
・暑いのに労働時間を変更せず、常に仕事を優先すること（４１歳、モロッコ出身）
・靴の底が溶けてなくなった（２８歳、エストニア出身）
・夏を生き抜いている自分自身（３１歳、フランス出身）

これぞ「インド人もビックリ」は、真夏でもスーツのビジネスマン。フランス人のコメントはさすがに、エスプリがきいている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140809-00000015-tospoweb-spo

日本にいる外国人９割「自国より暑い」 ５割「真夏の東京五輪、屋外観戦なんて無理！」

日本にいる外国人９割「自国より暑い」　５割「真夏の東京五輪、屋外観戦なんて無理！」