【米業績】インテル、売上高・利益見通しが市場予想下回る－回復の遅さ示唆【INTC:NASDAQ】 [エリオット★]

へっぽこ立て子＠エリオット ★

→１－３月期売上高122億－132億ドルの見通し－予想142億5000万ドル
→インテルの株価、通常取引後の時間外取引で一時６％余り下落

パソコン（ＰＣ）プロセッサー製造で最大手、米インテルが示した１－３月（第１四半期）の業績見通しは市場予想を下回った。データセンター用半導体で支配的だった以前の地位の維持に引き続き苦戦していることが示唆された。

　　25日の発表資料によると、１－３月期の売上高は122億－132億ドル（約１兆8000億－１兆9500億円）の見通し。ブルームバーグのデータによると、アナリスト予想平均は142億5000万ドルだった。一部項目を除いた１株利益は13セントを見込む。市場予想は34セント。

　　この見通しにより、パット・ゲルシンガー最高経営責任者（ＣＥＯ）がインテルのかつての能力を取り戻す上でまだ長い道のりが控えていることが示唆された。パソコン（ＰＣ）事業は回復基調にあるが、利益の上がるデータセンター用半導体市場で同社は勢いを失っている。また、プログラマブルチップや自動運転車用部品部門の需要低迷への対応や、外部委託生産を巡る取り組みも進めている。

Intel Struggles to Keep Up With Chip Peers | It has trailed the semiconductor index so far this year
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Source:Bloomberg

　　発表を受け、インテルの株価は通常取引後の時間外取引で一時６％余り下落した。今月に入って既に1.4％下落していた。

　　インテルは、さらなる経費削減を模索していることも明らかにした。デービッド・ジンスナー最高財務責任者（ＣＦＯ）は発表資料で、「2024年には一段の効率化を実現できると見込んでいる」と説明した。

　　同社によると、１－３月期の粗利益率は44.5％になる見通し。これに対し市場予想は45.5％。粗利益率は同社の工場ネットワークの生産性を示す指標。

　　23年10－12月（第４四半期）は売上高が154億ドル、１株利益は54セント。アナリスト予想はそれぞれ152億ドル、44セントだった。

□INTC:NASDAQ GS 株価 - ｲﾝﾃﾙ - Bloomberg Markets
https://www.bloomberg.co.jp/quote/INTC:US

原題：Intel Gives Bleak Forecast in Sign Comeback Is Going Slowly (2)（抜粋）
https://www.bloomberg.com/news/articles/2024-01-25/intel-gives-bleak-forecast-in-sign-comeback-is-going-slowly

2024年1月26日 6:22 JST
更新日時 2024年1月26日 8:08 JST
Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-01-25/S7U5DQT1UM0W00