【出資法違反】ケフィア元代表ら逮捕　出資法違反容疑、1000億円未返済

へっぽこ立て子＠エリオット ★

加工食品などへの出資名目で違法に資金を集めたとして、警視庁生活経済課は18日、通信販売会社「ケフィア事業振興会」（東京・千代田、破産手続き中）元代表の鏑木秀弥容疑者（84）=東京都葛飾区=ら9人を出資法違反（預かり金の禁止）容疑で逮捕した。同社が約3万人の顧客から集めた約1千億円が未返済のままとなっており、同課は資金の流れを調べる。

（日経新聞の仕様により画像が貼れませんので、YouTubeテレ東ニュースから動画を貼ります）
https://www.youtube.com/watch?v=NNdkOED7ASQ
警視庁は2019年2月、出資法違反容疑でケフィア事業振興会や関連会社を家宅捜索していた

生活経済課などによると、ケフィアは高配当や元本保証をうたって出資を募り、2000年3月～18年8月に全国の約4万4千人から約2189億円を集めたとされる。被害者弁護団によると、同社が経営破綻した18年9月時点でこのうち約3万人が預けた約1千億円が返済されていない。

同課は同社が事業を始めた当初から、顧客の出資金を別の顧客の配当に充てる自転車操業に陥っていた疑いがあるとみて調べる。

逮捕容疑は17年4月～18年6月、ケフィアが取り扱う商品や事業への出資名目で、金融業などの許可を受けずに千葉県の男性（85）ら19人から約1億8千万円を不正に集めた疑い。同課によると、鏑木容疑者は「金を集めたのは間違いない」と容疑を認めている。

ケフィアは00年ごろからヨーグルトの種菌やリンゴジュース、干し柿などの通信販売を展開。11年ごろから通販会員向けにダイレクトメール（DM）を送り、通販サイトで扱う商品への出資を募る「オーナー制度」を始めた。

この制度はケフィアの関連会社「かぶちゃん農園」（長野県、破産手続き中）などが育てた果物の加工品のオーナーになれば、出資から半年後に、10%前後の利息を上乗せした金額か、同等の金額分の商品の受け取りを選べるとしていた。顧客は65歳以上が6割超を占めたという。

だが17年11月ごろ、オーナーらに配当の遅延を通知し、その後支払いが滞った。被害相談を受けた消費者庁が18年8月に社名を公表して注意喚起したが、同社は翌9月に東京地裁から破産手続き開始の決定を受けた。警視庁は19年2月、出資法違反容疑で同社や関連会社を家宅捜索した。

ケフィアの被害者弁護団などによると、同社やグループ会社の計28社が破産手続き中で、負債総額は計約1300億円。19年5月に開かれた債権者集会に出席した鏑木容疑者は「皆さんから預かったお金がこのような形になり申し訳ない」と謝罪したという。

2020/2/18 7:43 (2020/2/18 12:16更新)
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55752520Y0A210C2CE0000/

【出資法違反】ケフィア元代表ら逮捕 出資法違反容疑、1000億円未返済

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