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【製造】日本の製造業「壊れつつある」−米紙が分析

912 :名刺は切らしておりまして:2018/02/08(木) 17:12:44.80 ID:GJDkLt0E.net
>>1

労働生産性は各国とくらべて日本は低いが、一点大きな見落としがある
フランスでは労働時間を削減しワークシェアリングを行っているため、フランスの方が時間あたりの平均給料は上がる
停滞しているフランス経済が輝いて見えるが、実際はそうではない
現実にフランスはマクロン政権が解雇規制緩和に動いており、経済成長の停滞は隠せない

ドイツもワークシェアリングは行っている。フランス程ではないだろうが、同様の見落としが存在する
Work Sharing: The Hiddden Secret of Germany's Economic Success
http://www.businessinsider.com/work-sharing-the-hiddden-secret-of-germanys-economic-success-2012-9

GDP(PPP) per capita
9 Switzerland 59,561
11 United States 57,436
13 Netherlands 51,049
17 Australia 48,899
18 Germany 48,111
21 Denmark 47,985
23 Canada 46,437
25 United Kingdom 42,481
26 France 42,314
28 Japan 41,275

GDP(名目) per capita
2 Switzerland 80,837
5 Ireland 68,604
7 United States 59,495
8 Denmark 56,335
16 Canada 44,773
17 Germany 44,184
21 France 39,673
22 United Kingdom 38,847
23 Japan 38,550

このようにフランスと日本の労働生産性は名目や物価調整をしても代わり映えしない

フランスのトリックは非正規と残業を減らして平均給料の高い人員を増やし、
さらに同一労働同一賃金によって非正規に1割以上のプレミアムをのせている、これには一つ大きな見落とし(というより意図的な情報隠蔽)がある

例えばフランスの非正規比率は低い

http://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je09/09f31100.html

アメリカやイギリスの非正規比率を見れば一目瞭然だろう

労働時間を減らして雇用をシェアするということは、フルタイム労働者間の格差は減少するが
これは部分最適の急場しのぎに過ぎず、全体最適ではないということだから、失業率をドイツのように劇的に減らすことに寄与しない

失業率(ドイツ):3.6%
失業率(フランス):9.8%

9.8%というフランスの失業率は想像以上に社会に悪影響を与えることは知っておいた方が良い

20世紀の産業構造が形骸化し刷新すべき大変革期に、労働人口が激減する見込みの日本で新たなイノベーションへの挑戦心が皆無の老害の雇用を維持しながら
給料の天井がワークシェアリングで低くなることは、労働供給力の不足による(給料上昇以上の)物価の高騰の可能性を残す

老害がマウンティングをして邪魔することもあるかもしれないし、なにをやっても老害より下の報酬では、天賦とも言える才能のある
若者でさえも個人の向上意欲や自助努力を抑制してしまうだろう

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