【燃費不正】スズキ「ハスラー」20％減　５月の軽販売

海江田三郎 ★

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ06H43_W6A600C1EAF000/

　全国軽自動車協会連合会（全軽自協）が６日発表した５月の軽乗用車の車名別販売によると、
ホンダの「Ｎ―ＢＯＸ」が３カ月連続で首位となった。Ｎ―ＢＯＸの販売台数は前年同月比で10.5％増だった。
燃費不正が明らかになったスズキは３位に「アルト」が入ったが、9.8％減となるなど、軒並み販売台数を大きく落とした。

　２位はダイハツ「タント」で29.9％増と大きく伸ばした。前年同月が軽自動車税増税直後で、
販売水準が低かったため。上位10位の顔ぶれは４月と大きく変わらなかったが、スズキの車種は４位
の「スペーシア」が17.0％減、５位の「ハスラー」が20.9％減、７位の「ワゴンＲ」が28.4％減となった。

　三菱自動車の「ｅＫ」と日産自動車の「デイズ」は販売を中止しているためゼロだった。

　５月の軽市場は前年同月比14.3％減だった。ブランド別ではダイハツが5.4％増、ホンダが3.8％増だった一方、
スズキは15.4％減だった。消費税と軽自動車税の増税後の苦戦が続いたほか、燃費不正問題の影響もあったという。
　スズキはＯＥＭ（相手先ブランドによる生産）を含め計26車種約214万台で、燃費算出用データを国の規定と異なる方法で計測していた。

【燃費不正】スズキ「ハスラー」20％減 ５月の軽販売

【燃費不正】スズキ「ハスラー」20％減　５月の軽販売