【通信】ソフトバンク傘下の米スプリント、従業員2500人削減

海江田三郎 ★

http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM26H3F_W6A120C1EAF000/

【ニューヨーク＝清水石珠実】ソフトバンクグループ傘下で米携帯電話４位のスプリントは、
従業員の約８％にあたる約2500人を削減する。現在年20億ドル（約2400億円）を超すコスト削減計画を進めており、
今回の人員削減はその一環となる。業績不振が続いており、固定費を圧縮して財務体質を強化する。
　人員削減の主な対象は、米南部や西部にあるコールセンター６カ所で顧客サービスを担当する従業員。
カンザス州にある本社勤務の従業員も一部が対象となる。

　地元紙カンザス・シティ・スターによるとスプリントは2014年秋に従業員1700人を削減し、
２千人程度の追加削減も打ち出していた。今回明らかになった削減計画はそれらにさらに上積みするもので、
同社の人員は約１年半の間に６千人以上減る計算になる。
　スプリントは、昨年８月末に就任したタレク・ロビアティ最高財務責任者（ＣＦＯ）を中心にコスト削減を強化しており、
社員への飲料水の無料配布なども廃止した。