【企業】パパは家具のデザイン考案中「大塚家具」父娘バトルの行方

海江田三郎 ★

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/164296/

壮絶な親子ゲンカで、上半期の話題をさらった「大塚家具」。娘の大塚久美子社長（４７）が
株主総会に勝利する形でいったんは決着がついたが、創業者で父の勝久元会長（７２）も法廷で反撃を開始。予断を許さない状況が続いている。
　勝久氏は７月１日に新会社「匠大塚」を設立、長男・勝之氏とともに代表取締役に就任した。
役員には妻・千代子氏、株主総会で勝久氏サイドについた幹部が名を連ねている。事務所は東京・品川で、
大規模マンションの一室。電話などの連絡先は明かされていない。勝久氏の弁護士がこう言う。
「新会社では工房を作ったり、自ら家具のデザインをしたいとの意向があるようです。
とりあえず事務所に電話はありますが、まだ本格的には動いていない。いろいろ考え中のようです。
大塚家の資産管理会社『ききょう企画』をめぐる裁判では、和解するつもりは全くありません」

勝久氏としては、自らの側についた息子や幹部らのために新会社を作ったものの、大塚家具への“復権”もまだあきらめていないということなのだろう。
「仮に勝久氏が裁判で勝ったとしても、勝久氏が保有する大塚家具の株式は２０％台にとどまるとみられています。
筆頭株主にはなるものの、完全に会社を掌握するまでには至らないでしょう。勝久氏としては、
そこが非常に難しいところです。娘の経営手腕を見定めながら、業績が悪化したところで一気に動き、
機関投資家などを味方につけるつもりなのではないか」（大塚家具関係者）
　久美子氏も油断していたら、足をすくわれかねない。

【企業】パパは家具のデザイン考案中 「大塚家具」父娘バトルの行方

【企業】パパは家具のデザイン考案中「大塚家具」父娘バトルの行方