【商業】淡路島内最大手の食品スーパー「リベラル」の運営業者が自己破産申請へ [2014/12/15]

夜更かしフクロウ ★

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141215-00010001-teikokudb-ind

　（株）リベラルスーパーチェーンは、12月14日に事業を停止し、
事後処理を清水良寛弁護士ほか2名に一任し、自己破産申請の準備に入った。

　当社は、1971年（昭和46年）12月に設立され、淡路島内で食品スーパー「リベラル」を11店舗経営していた。
前身は、1914年（大正3年）に婦人洋装店として創業し、49年（昭和24年）8月に法人改組した関連会社で、
同社が59年に「淡路主婦の店」としてスーパーストアに転換して島内の志筑、福良などへ店舗を展開。
その後、当社が食品スーパー事業を継承し、島内の主な地区に出店を進め、
1995年3月期には年売上高約82億3000万円を計上していた。

　以降も、スクラップアンドビルドを続ける一方、同業の島内店舗を継承して店舗網を維持していたものの、
全国大手・四国大手チェーンの出店などから競争は激化。
加えて、金融危機に端を発した景気後退の影響を受け、大阪府内への出店を試みたものの振るわず、
2010年3月期の年売上高は約70億1100万円にとどまり、約3億円の当期純損失を計上。
その後も島外店舗の閉店のほか、景気低迷の長期化などから既存店の売り上げは回復せず、
2013年3月期の年売上高は約47億9800万円と50億円を割り込み、4期連続の当期純損失を余儀なくされていた。

　この間、金融機関より返済条件の変更などの支援を受けるほか、
2013年に入り同業大手の幹部経験者を代表に招へいし、立て直しを図っていたものの奏功せず、
2014年3月期も年売上高は約44億5200万円、当期純損失約1億4000万円に終わり、8月には現代表に交代していた。
余裕のない資金繰りのなか、10月、11月には支払いに支障を来すなど動向が注目されるなかで今回の事態となった。

　負債は2014年3月期末時点で約25億3600万円。

　なお、一部店舗については、同業者が承継し営業をする旨を告知している。