【観光】九州紹介本、タイで続々出版　　「新たな観光地」として注目、猫の島やとんかつ…「九州はおいしいものがいっぱい」[10/07]

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　九州だけのガイドブックがほとんどなかったタイで、九州を紹介する本の出版が相次いでいる。２０１３年７月にタイ人の観光ビザが
免除され、日本へ向かう観光客が増加する中、なじみの薄かった九州が「新たな観光地」として注目されていることが示された形だ。
本によっては、地元の人が驚くような“穴場”も紹介されており、人気を博している。

　編集者のスクワンさん（３８）が７月末に出したガイドブック「九州ｉｎラブ」は、湯布院（大分県）や太宰府（福岡県）、長崎など主要な
観光地に加えて、離島の相島（同県新宮町）と馬島（北九州市）の章を設けたのがユニークな点だ。どちらの章もネコの写真で
埋め尽くされている。

　スクワンさんはネコの写真集を出版しているほどのネコ好き。「ネコがたくさんいる島のうわさを聞いた」のが本書を出すきっかけ
だった。昨年９月に両島を訪ねた足で九州各地を取材した。「普通の観光案内ではつまらない。自分が面白いと思ったことを伝えたい」
という編集方針を掲げ、福岡市の駐輪場や古書店などにもページを割いた。

　同じく７月には３５０ページの本格的ガイドブックが登場。編集長のブンヤダーさん（３５）は「タイ人にとって九州は新しい観光地。
これから伸びる」と語る。来年にもう１冊出す予定という。

　一方、ガイドブックではないが、９月下旬に発売されたモデルのピンターさんのいわゆるタレント本「ハッピーエブリデー」は、大分県を
紹介する文章や写真が全体の３分の１を占めている。ピンターさんは現在、立命館アジア太平洋大学（同県別府市）に留学中。本では、
「よく行く店」として市内のとんかつや回転ずしなどの店を紹介。また、「旅」の章では雪の鶴見岳（同市）や、杵築市の城下町を取り上げた。
ピンターさんは「九州はおいしいものがいっぱいあって、海も山もきれい。これからもタイの人に魅力を伝えたい」と意欲を燃やしている。

　九州の官民でつくる九州観光推進機構（福岡市）によると、昨年、九州を訪れたタイ人観光客は約２万３千人で前年比４割増。

ソース（西日本新聞）　http://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/article/118837
写真＝「九州ｉｎラブ」を手にするスクワンさん
http://www.nishinippon.co.jp/import/world/20141006/201410060007_000.jpg
写真＝ピンターさんの「ハッピーエブリデー」より。大分県別府市の鉄輪温泉は「ゆっくり休めるよ」。
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【観光】九州紹介本、タイで続々出版 「新たな観光地」として注目、猫の島やとんかつ…「九州はおいしいものがいっぱい」[10/07]

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