竹島問題は人権問題

杉苔

竹島は松島と呼ばれて江戸時代から隠岐の漁民に知られた島であり、サンフランシスコ平和条約で認められた正当な日本領だ。それを韓国は自国領だと強弁し、武力で強奪した。

「李承晩ライン」を称して、先祖伝来の漁場に向かう漁船を次々に銃撃し拿捕。国際的非難を浴びながら、韓国は不法行為を続けた。殺害された者五人、重傷を負った者39人。
韓国側に拉致された者は実に約4000人。強制連行された漁民達は拷問を受け、水・食糧も満足に与えられない非人道的状態で十年に渡って強制収容され、韓国が日韓条約交渉を有利に進めるための人質に使われたのだ。
殺された人はもう帰ってこない。今なお後遺症を背負っている人もいるだろう。帰ってこれた人も地獄のような十年間の悪夢はけして消えない。その遺族や被害者達が今、どうしているのか、人権に無関心なマスコミしか無いこの国で、我々に知る術は無い。

だが近年になってようやく竹島返還の声が高まり、地方レベルだが「竹島の日」が制定された。彼等は奪われた尊厳を取り戻すため、この運動に参加していることだろう。人権を尊ぶ一市民として、我々は彼等に寄り添いたい。

韓国は竹島を奪い、国家総動員で「竹島は韓国領」と妄言を叫んでいる。漁民を殺害した非道な犯罪を正当化する破廉恥な居直りを続け、切手の発行や観光船の動員などあらゆる手段で侵略を既成事実化しようとしている。
歴史事実を捻じ曲げて自韓国は嘘で塗り固めた国粋教育で洗脳教育した国民を動員し、感情を武器に国際法理を排し、日本政府が竹島に言及する度に傲然と噛みついて外交を荒らし、「竹島の日を取り消せ」と傲慢な要求を続けている。

彼等がやっている事は被害を受けた漁民達に対するセカンドレイプだ。醜い言葉で竹島侵略を正当化する宣伝は日本人の人権に対する侵害行為であり、正義の回復を求める日本人を罵倒する汚い言葉は悪辣なヘイト宣伝だ。
(続く)