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【実質スルー】倉山満part706【安倍記念小】

417 :右や左の名無し様 (ワッチョイ 9b6e-eq+O):2017/02/20(月) 12:56:24.86 ID:T9og7O5+0.net
skyred ?@skyred001 2月18日
富国と強兵―地政経済学序説
中野 剛志

"戦後の福祉国家もまた、第二次世界大戦を父としていた。福祉国家(welfare state)とは、戦争国家(warfare state)が
「民政化」されたものにほかならない。"

"一九三○年代から一九四五年までの間、日本政府は戦争遂行のための国家総動員体制を構築したが、
それと並行して社会福祉政策も遂行された。"

"それは、強力な軍隊を構成する強壮な兵士を得るためには、健康な国民が必要とされたからであり、
また戦時下の社会を安定させるためでもあった。"

"たとえば一九三八年、衛生や社会保障を所管する厚生省が創設されたが、その背景には前年の日中戦争の
勃発とその長期化の様相があった。また、国民健康保険、厚生年金保険、労働者年金保険などの保険制度も戦時中に創設された。"

"要するに、戦前の日本は『福祉国家』という名称こそ使わなかったが、事実上では、福祉国家に非常に近い体制をつくりあげた。
しかも、それは戦後の福祉国家体制の中核になっている。"

"戦時下における日本型福祉国家の骨格の形成は国家総動員の一環であり、国家総動員の産物であった"

"福祉国家の実現には、第4章において論じたように、国民統合と国民国家への強い帰属意識、すなわちナショナリズムが不可欠となる。"

"福祉国家を維持するのに必要な負担を国民が共有し、累進的な税制によって平等を実現するためには、国民が強い連帯感や
同胞意識で結ばれていなければならないからである。"

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