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【世界が俺に】倉山満part549【染まるのを感じる】

244 :右や左の名無し様:2014/10/02(木) 01:07:15.40 ID:Hjk0Xb26.net
消費増税を行う前に、政府が賃上げに力を入れ、それによって次々に企業が賃上げを決めたように報道させたが、
ニュースになるのは余裕のある企業ばかりである。それが本当に日本全体の賃上げになったかと言えばそうではない。
実質賃金は上がらず、正規と非正規の賃金格差も拡大された。
しかしニュースでは安倍総理が「所得倍増」を唱えた池田勇人元総理と同じイメージに扱われた。
メディア戦略としてのパフォーマンスが先行する。それが安倍政権の一大特徴である。

「女性が輝く社会」というのもパフォーマンスにはうってつけである。
それを盛り上げるため安倍政権は内閣改造で5人の女性閣僚を登用し、
IMF専務理事など世界で活躍する女性を東京に招いて国際シンポジウムを行った。

テレビ界では「強い女性」が視聴率を上げると考えられている。
並み居る男をばっさり切り捨てる女性には女性のみならず男性からも喝采が送られる。
安倍政権はそうした事を強く意識しているように見える。
しかしそうしたパフォーマンスが女性全体の幸せを生み出す政策につながるかと言えば大いに疑問が湧く。

私は安倍政権の女性重視のパフォーマンスは「従軍慰安婦」の問題と無縁でないと思う。
「従軍慰安婦」は韓国との問題というより、アメリカなどから女性の人権問題と見られており、
「河野談話」の見直しを図ろうとした安倍政権に対する風当たりは強い。
その批判をかわすためのパフォーマンスとして女性重視政策を掲げているように見える。

とにかく問題の核心を巡って議論をし、様々な角度から分析した上で、調和のとれた
考え方を導くという政治の手法ではなく、問題の核心から離れた周辺部分でメディアが飛びつく要素を抽出し、
それを大々的に宣伝する事で国民に「何かをやった」と錯覚させるのが安倍政権の政治スタイルである。

そして問題の核心は先へ先へと先送りされる。国会では決して質問に直接的な答弁をせず、
用意された答弁を、それが答弁になっていなくとも繰り返して時間を稼ぐ。
安倍政権が誕生して以来、そうした国会ばかりを見させられ続けてきた。
この臨時国会もそうなるのではないかと始まる前から危惧が先に立つ。
そして核心から逃げる政治は将来にツケを回す事になるのである。

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