【兵庫】自虐PR動画が配信停止　明石焼きめぐり市長抗議

朝一から閉店までφ ★

05/01 19:23

自虐ネタに物言い。PR動画が配信停止となった。

3月下旬に公開後、わずかひと月で配信が停止された地域PR動画。

登場するのは、架空の3人組アイドルグループ「HYOGO」。

スターである、「神戸ちゃん」、「姫路ちゃん」に挟まれた地味なアイドル「東播磨ちゃん」の成長を描くストーリーとなっている。

動画を制作したのは、兵庫県南部の東播磨県民局。
知名度の高い神戸や姫路に挟まれ、影が薄いとされる東播磨地域を盛り上げようと、あえて自虐ネタでPRした。

ところが、東播磨地域の1つ、明石市の市長から物言いが。

兵庫県東播磨県民局・四海達也局長は、「明石市は、自虐ネタに使われるような街じゃないので、やめてくれといった内容でした」と語った。

そのわけを、市長に直接尋ねた。
明石市・泉房穂市長は、「多くの市民が、明石の宝である明石焼きを大事にしてきたということを認識していますので、自虐のネタの対象にしていただかなくてもいいのかなと思ってます」と語った。

市長は、動画の中で「インパクトが弱い」とされた名物「明石焼き」に、自信を持っているからだという。

全国のご当地グルメが一堂に集まるB-1グランプリで、2016年、No.1に輝いた明石焼き。
ステージ上で涙を見せるほど思い入れがある市長にとって、今回の自虐ネタを見過ごすことはできなかった。

明石市・泉市長は「動画を見た市民の方から、違和感とか、嫌な思いをしたという話を聞いたものですから」、「自虐ネタというのは、自分が言ってこそ、
了解がある中で対応してこそ、ネタとして成立するわけですから。手法としては、悩ましいかなと思いますね」と語った。

動画を制作した県民局には、好意的な声も多く寄せられたというが、明石市長の抗議を受け、公開を中止。
今後、動画を修正して再配信する予定だという。

兵庫県東播磨県民局・四海局長は、「あくまでも、われわれは、東播磨をPRしていくのが、もともとの狙いでしたし。(配信を)再開して、できるだけたくさんの方に東播磨を知っていただけるようなPRはしていきたい」と語った。

あえての自虐ネタにつけられた物言い。
しかし、今回のてんまつに、明石市民は意外と冷静な様子。

明石市民は、「そういうふうに話題になるということは、ある意味PRが成功しているということじゃないかなというふうに、思わなくはないですけど」と語った。

http://www.fnn-news.com/sp/news/headlines/articles/CONN00391035.html

【兵庫】 自虐PR動画が配信停止 明石焼きめぐり市長抗議

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