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☆☆☆  行動する国産品愛好会Part27 ☆☆☆

187 :日出づる処の名無し:2021/04/20(火) 22:29:24.13 ID:CME0gRfZ.net
「なぜソニーはアップルになれなかったのか」それは日本的企業の限界にあった 必要なのは技術ではなかった
https://president.jp/articles/-/44965

PRESIDENT Online
なぜソニーはアップルになれなかったのか。経営共創基盤グループ会長の冨山和彦氏は「ソニーはiPhoneを作るための技術は持っていたが、そのためのアイデアを持っていなかった。必
要だったのは技術ではなく、自由な発想をもつ『デジタル・ドリーム・キッズ』だった」という――。(第3回/全5回)
【田原】僕はソニーの取材をしていたこともあったけど、ソニーは井深大、盛田昭夫、それにソニー初の新卒社長になった出井伸之と名物社長がいた。僕は、出井時代のソニーをおもしろい
会社だと思った。彼はインターネットの可能性をよく知っていた。
ウォークマンであれだけ時代をリードしたのに、その後、アップル製品に負けた。ソニーはアップルにはなれなかったのか。ここは日本型経営を考える上で、大きな問題だと思う。デジタル革
命だというならスタンフォードを出たシリコンバレーの優秀な人材をもっと呼ぶべきだと思う。
【冨山】海外の優秀な人材を採用するには、当然今の日本人社員とは全然違うレベルの待遇をしなければなりません。評価体系、評価基準も大きく変えざるを得ない。ただ、そうすると、現
状の日本型の雇用体系では、終身雇用で働いている人の仕事を奪ってしまい、多くの社員のモチベーションを下げてしまうんです。
たとえばソニーでは東大、慶應、早稲田といった日本の理工系トップを出たエンジニアはたくさんいます。彼らも優秀であるがゆえ、プライドは高いですから、そこに日本の会社の内部事情を
あまり知らない外国の、それもソフトウェア系の若造がやってきても、なかなか受け入れることができない。今でも抵抗があるでしょうし、10年以上前であればなおさらです。

日本企業の弱点である「トップの弱さ」
【田原】日本は年功序列でこうしたエリート人材が日本にやってきても、せいぜい年収1000万から。中国やヨーロッパだったら2000万、3000万からが普通で、日本で働くメリットはないという。
【冨山】そうです。それが普通です。そのため、日本型企業の論理と彼らは合わないんですよ。
【田原】いまの世界的企業と日本の大企業の差は人材だけなんだろうか。
【冨山】もちろんそれだけが原因ではありません。アップルが復活するのは1990年代に入ってからですが、その時期はちょうど出井体制と重なっています。田原さんの指摘の通り、出井さん
はインターネットの可能性は知っていました。しかし、これも日本型経営の特徴ですが、トップの力は弱い。
社長やCEOの決断だけではうまくリードできず、やたら人数が多い取締役会の根回しを大事にしないといけない時代が長く続きました。ソニー全体はまだまだ移行期で古くて大きい日本の
製造業の構造を引きずったままだったからです。
【田原】アップルのスティーブ・ジョブズは、あまりにも経営者としてうまくいかないから1回、アップルをクビになるんだけど、ちょうど復活して、新しいパソコンや音楽プレイヤー(iPod)をやろう
とした。
【冨山】ちょうど私がスタンフォードに留学していた1990年初頭、彼は事実上の失業状態だったんです。アップルのあとに作ったピクサーとかも当時はうまくいっていなくて、彼は終わった人だ
と思われていました。

ジョブズを復活させた「インターネット革命」
スタンフォードのビジネススクールには、どちらかと言うと「終わった人」という感じでスピーカーとしてやって来て、「こうやるとベンチャー経営者はおかしくなります」というような、やや自虐的
な話をしていました。誰もが、ジョブズの復活もアップルの復活もないと思っていた。ところが、ここでインターネット革命が起きる。

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