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☆☆☆  行動する国産品愛好会Part27 ☆☆☆

120 :日出づる処の名無し:2021/04/06(火) 22:23:40.57 ID:kd+KqkD7.net
119のつづき

日本が中国の下請けに
カラード社の江口CEOには苦い思い出がある。
「このクオリティーだと配信できない」
ある時、カラード社の人手が足りずに日本の制作会社に作画を外注したところ、中国本社から厳しく突き返されたのだ。江口CEOは「中国は豊富な資金力でデジタル作画の設備がそろい、
アニメの質が格段に向上している。日本の待遇の悪さは質の低下、最終的には業界の停滞につながりかねない」と指摘する。
既に「日本のトップ級以外のスタジオは、単価が安いけど質が悪いので発注できない」(中国の配信大手)という声も出始めている。中国の求人サイトによると、アニメーターの平均月収は杭
州が3万4062元(約52万円)で、北京では約3万元(約45万円)だった。けん引しているのはスマホなどのゲーム動画だ。高収入のため、中国ではデッサンなどの基礎技術を4年ほど美術大
学で学んだ人がアニメーターになる例が多い。
「ニコニコ動画」の中国版とも呼ばれる動画配信大手の「Bilibili(ビリビリ)」。日本のアニメ製作委員会に投資し、日本アニメを作る現場のノウハウを蓄積した。そして専門学校などでアニメ
制作を学ぶ中国人学生の支援を手厚くし、中国の国産アニメを底上げしている。
「これまでは中国が日本アニメの下請けだったが、もはや逆転している」(江口CEO)
スキルの継承が進まなければ、やがては海外からの発注も無くなっていく。つまり「買われるアニメ」は業界が抱える問題の裏返しでもある。
自社での人材育成や設備投資による生産性の向上には、安定した利益確保が必要だ。製作委員会方式はリスク分散の利点もあるが、今後はグローバル競争を見据えた利益還元の仕組
みも不可欠だろう。

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