【為替】〔シドニー外為〕米ドル120円台前半＝豪ドル85円近辺（23日午前8時半）[9/23]

8時04分配信時事通信
【シドニー時事】23日のシドニー外国為替市場の円相場は現地時間午前8時半現在、1米ドル＝120円05～15銭（前日同時刻は120円56～66銭）で始まった。
中国の景気減速懸念や独自動車大手フォルクスワーゲン（VW）の排ガス不正問題を受けて、世界各地の株価が下落。リスク回避姿勢が強まり、安全資産として円が買われている。
ただ米ドルは、米連邦準備制度理事会（FRB）が年内に利上げに踏み切るとの観測を背景に、対円以外では底堅い。
米金融当局者からは最近、米経済の先行きに強気な発言が目立っている。
豪ドルは軟調。1豪ドル＝0．7080～7090米ドル（前日同時刻は0．7134～7144米ドル）、対円は85円00～10銭（同86円00～10銭）で取引が始まった。
VWの工場停止に伴い鉄鉱石需要が鈍るとの思惑から、商品相場も下落。豪ドルやニュージーランド・ドルなど資源国通貨は売りが先行している。
ニュージーランド・ドルは、1NZドル＝0．6288～6298米ドル（同0．6323～6333米ドル）、対円は75円50～60銭（同76円22～32銭）となった。
ユーロは、1ユーロ＝1．1130～1140米ドル（同1．1185～1195米ドル）、対円は133円62～72銭（同134円85～95銭）で取引された。
欧州中央銀行（ECB）のドラギ総裁は23日、欧州議会の公聴会で発言する予定。（了）
最終更新:9時26分時事通信

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