40年前に女子高校生3人からいじめられた話

56歳おっさん

あれはもう40年も前のこと、現代では考えられないいじめを高校の同級生女子3人から受けたんだ。
いじめっ子たちをA子B子c子としよう。俺は中学のときから虫集めなどが好きな地味な少年だった。
高校に上がると仲が良かった友達たちとも離れて今でいう陽キャラたちが増えたんだ。陰キャだった
俺は男子から誰にも相手にされず、浮いた存在でぼっちだったんだ。そんな俺に最初に目をつけたのが
A子だった。最初は1人で通りすがりに「根暗」「気持ち悪い」などと言われる程度だったが、B子とC
子と仲良くなるとそれもどんどんエスカレートしていって上履きを捨てられたり、ノートを破られたり
するようになった。そんなあるときいじめ主犯格のA子が「校舎裏にこい，じゃないとお前の私物全部捨てるぞ」と言い
俺に詰め寄ってきた。校舎裏に行くとそこにはA子B子C子がクスクス笑いながら待っていた。A子は「おせーよ」と言うと、
B子とC子に合図を送り、B子とC子は「こっちにこいよ！大人しくしろよ！」と言い俺の腕を両側から押さえつけてきた。
陰キャだった俺は力も弱く２人に押さえつけられるがままだった。そこにA子が「注射でーすw」と言い、俺の腕に噛みついてきた。
少し黄ばんだA子の歯が俺の腕に食い込む。B子とC子は「いーち、にーい、さーん、しーい、………」と、A子が俺の腕に噛みついている
間秒数を数えている。A子が1分くらい本気で噛みついたあと、口を腕から離すと、俺の腕にはくっきりと内出血を伴ったA子の歯形がついていた。
A子B子C子はそれを見てしきりに笑っていた。これが現代では考えられない俺の受けたいじめの一つである。A子の歯形は今でも残っている。
先生も見てみぬふりで助けてくれなかった。また、それ以降もいじめは続いた。