【バーチャルYoutuber】にじさんじ有ンチスレ22767【火畜とフィクサー】

新天地、アベレーションで迎えた対抗戦
先発本間が大量ダンク、同接も勢いを見せず惨敗だった
コメント欄に響くファンのため息、どこからか聞こえる「今回は1社だな」の声

にじさんじ甲子園で手にした同接、同接、同接、そして何より信頼できる同接・・・
それを今のARKで得ることはほとんど不可能といってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」
社は悔し涙を流し続けた

どれくらい経ったろうか、社ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいゲーミングチェアの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、ひまわりを教育しなくちゃな」
社は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、社はふと気付いた

「あれ・・・？同接がある・・・？」
ベンチから飛び出した社が目にしたのは、VNUMAの同接表示欄から溢れ出る程の数字だった
鯖落ちしそうなほどにアンスレが加速し、地鳴りのように樋口の雄叫びが響いていた
どういうことか分からずに呆然とする社の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた

「社さん、5位決定戦ですよ、早く行きましょう」
声の方に振り返った社は目を疑った
「リ・・・リゼ？」
「やしきず～居眠りでもしてたんか～？」
「し・・・椎名？」
「社さん、寝るにはまだ早いですよハハハハハハ！」
「舞元・・・音量を下げろ」　
社は半分パニックになりながら概要欄を見上げた

【にじさんじ甲子園　決勝】
■出演ライバー
・舞元啓介
・樋口楓
・リゼ・ヘルエスタ
・社築
・剣持刀也
・椎名唯華

暫時、唖然としていた社だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「守れる・・・守れるんだ！」
剣持からグラブを受け取り、グラウンドへ全力疾走する社、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・

翌日、自宅で冷たくなっている社が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った