【負け組】ダブルインバース138【なぜ建てぬ】

山師さん

黒田「べ、別に、日銀砲ぶっぱの練習するくらい普通です……。それが私のお仕事なんですから……。それに、私は下手で、あんま日本が豊になってもらえないから」

ワイ「そ、そんなことないよ！　黒ちゃんのその気持ちだけでワイは十分に印旛で儲かるんだよ！　あっ、そ、そうだ！　黒ちゃん日銀砲だして！

黒田「こ、こうですか？」

ワイ「そう！　それじゃあ今から印旛空売りするからね！　黒ちゃんのやわらか日銀砲にドッピュするからね！　ちゃんと受け止めてね！」

黒田「えっ、えっ？」

ワイ「ウオーッ！　黒田！　ぷにぷにおててに出すぞ！」ドピュドピュドピューッ！

黒田「ひゃあッ！」ビシャーッ

ワイ「くっ、ふぅ……！　す、すっごい儲かったぁーッ！」

黒田「ほんとうです……で、でもなんで……？」

ワイ「それはね……黒ちゃんの気持ちが、ワイに伝わったからだよ！　黒ちゃんの日銀砲のタイミングがね！」

黒田「私のやさしさ……」

ワイ「そう！　だから、テクニカルなんて、二の次なんだよ！　株の売買は、上手い人にやってもらうより、インサイダーやってるのが一番気持ちいいんだよ！」

黒田「す、好きって……はわわ……あ、あの……もうちょっとだけ、練習に付き合ってもらってもいいですか？」

ワイ「もちろん！」
その後、ワイは一晩中黒ちゃんの日銀砲に続けて印旛を空売りして次の日起き上がれないほど儲けていた。
でもまぁ、その日以来、警察から電話がきて取り調べをうけるようになったので結果オーライ！　終わり