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【8306・8316・8411】メガバンク 1

1 :山師さん:2016/04/03(日) 13:41:14.02 ID:EjSY033i.net
01/14 8306 三菱UFJFG バークレイズ Over継続 840→810円
02/05 8306 三菱UFJFG シティG 1 → 3格下げ 935円 → 490円
02/09 8306 三菱UFJFG ドイツ Buy継続 1100円 → 730円
02/23 8306 三菱UFJFG GS 買い継続 1040円 → 720円
02/26 8306 三菱UFJFG CS OP継続 890円→700円
02/26 8306 三菱UFJFG UBS Neutral→Buy格上げ 870円→665円
03/04 8306 三菱UFJFG BNPパリバ BUY→HOLD格下げ 1000円→520円
03/04 8306 三菱UFJFG SMBC日興 1継続 955円→665円
03/25 8306 三菱UFJFG 大和 3継続 850円→630円


01/14 8316 三井住友FG バークレイズ Equal継続 5200→4900円
02/05 8316 三井住友FG シティG 2 → 3格下げ 4900円 → 3200円
02/09 8316 三井住友FG ドイツ Buy継続 6890円 → 4610円
02/23 8316 三井住友FG GS 買い継続 7900円 → 5690円
02/26 8316 三井住友FG CS OP継続 5700円→4100円
02/26 8316 三井住友FG UBS Buy継続 5685円→4285円
03/04 8316 三井住友FG BNPパリパ BUY→HOLD格下げ 5700円→3300円
03/29 8316 三井住友FG 大和 3継続 5300円→4000円
03/31 8316 三井住友FG MSMUFG Over継続 5700→5100円


02/05 8411 みずほFG シティG 2 → 3格下げ 260円 → 170円
02/09 8411 みずほFG ドイツ Hold継続 300円 → 210円
02/23 8411 みずほFG GS 買いHold継続 360円 → 250円
02/26 8411 みずほFG CS Neutral継続 230円 → 170円
02/26 8411 みずほFG UBS Neutral→Buy格上げ 260円→200円
03/04 8411 みずほFG BNPパリパ BUY→REDUCE格下げ 300円→150円
03/04 8411 みずほFG SMBC日興 2継続 285→190円
03/31 8411 みずほFG 大和 3継続 270→190円
03/31 8411 みずほFG MSMUFG Over継続 300→250円

335 :山師さん:2016/05/13(金) 06:21:15.38 ID:NNv8DJMa.net
日本株ADR12日 ほぼ全面高 ソニーが大幅高、トヨタも上昇
2016/05/13 05:17 日経速報ニュース 163文字
【NQNニューヨーク=横内理恵】12日の米株式市場で日本株の米預託証券(ADR)はほぼ全面高だった。
日本の株式相場が上げたほか、米株式相場も底堅く推移したため、日本株のADRには買いが入りやすかった。
ソニーが大きく上昇したほか、トヨタや京セラが高い。野村やオリックス、みずほFGも買われた。一方、NTTドコモ
は小幅に下落した。

336 :山師さん:2016/05/13(金) 07:59:52.70 ID:KHgzzigv.net
MUFGなど3メガ、利益4年ぶり低水準に−マイナス金利や海外減速
  三菱UFJフィナンシャル・グループなど邦銀3メガグループの2017年3月期(今期)連結純利益は、前期比で7%程度の
減益となりそうだ。日本銀行が導入したマイナス金利政策を受けた国内業務の収益性低下や海外ビジネスの減速、資源
関連融資の劣化などが影響するとみられる。

  みずほフィナンシャルグループと三井住友フィナンシャルグループは13日午後に、MUFGは16日夕に16年3月期(前期)
決算を発表する予定。ブルームバーグが集計したアナリスト9人の前期純利益見込みは3メガ合計で前の期とほぼ同水準の
2兆4210億円。今期予想は前期比6.9%減の2兆2540億円となっている。

  アナリストによる今期純利益の個別予想平均値は、MUFGが9815億円、三井住友Fが6980億円、みずほFGが5747億円。
大和証券の高井晃チーフアナリストは、マイナス金利導入で「国内資金利ざやの縮小加速が予想される」と指摘。海外業務
では「与信で一定の損失発生を想定する」などとみている。

  マイナス金利政策を受け国内市場では、国債利回りに加え、融資の指標となる銀行間取引金利も過去最低水準に低下。
株価も下落傾向が強まった。海外業務でも米国経済の減速や円高傾向が進み、内外で収益環境が悪化した。3メガの今期純
利益がアナリスト予想通りなら、13年3月期の2兆2072億円以来の低水準となる。
 
  全国銀行協会の国部毅会長(三井住友銀行頭取)は4月の会見で、今期について「海外の成長減速、資源価格の低迷、
マイナス金利政策の導入についても短期的にはマイナス影響が出てくる」と指摘。収益面では「今の状態が続くとすれば、
16年度は銀行界にとって難しい年になる」と見通した。  

海外事業、資源ポートフォリオ

  BNPパリバ証券の鮫島豊喜シニアアナリストは、米銀大手の動向から「邦銀3メガ銀は資源関連の与信費用の増加や追加
は避けられない」と分析。特にMUFGは米国部門で石油関連向け融資の55%が非正常先となるなど「貸し出しの質の悪化」が
進んだと分析する。同社のエネルギー業種向け与信残高は15年9月末で5.5兆円。
 
  ゴールドマン・サックス証券の田中克典アナリストは9日付リポートで、今期はマイナス金利などで「銀行が強気なガイダンス
を出すインセンティブは乏しい」とし、与信費用や政策保有株売却益が業績を左右するとみる。BNPパリバの鮫島氏は株式売却益
はMUFGが1000億円、三井住友Fが800億円、みずほFGが1400億円と見積もる。

  3月末に終わった前期純利益のアナリストによる個別見込み額は、MUFGが1兆250億円(15年3月期は1兆338億円)、
三井住友Fが7600億円(同7536億円)、みずほFGが6360億円(同6119億円)となっている。

337 :山師さん:2016/05/13(金) 09:18:21.80 ID:KHgzzigv.net
主な成り行き注文(東証・前場)三菱自580万株の買い越し
2016/05/13 09:02 日経速報ニュース 153文字
 13日前場寄り付き前の東証1部の成り行き注文で主な買越銘柄は三菱自580万株、日産自123万株、
りそなHD55万株、KDDI27万株、みずほFG25万株など。
 一方、売越銘柄はアイフル68万株、新日本科学39万株、パイオニア35万株、ソニー17万株、日本郵政15万株。

338 :山師さん:2016/05/13(金) 11:45:44.03 ID:nOQK518c.net
マイナス金利下の銀行決算 今期、最終減益予想も・大槻氏
2016/05/13 11:35 日経速報ニュース 753文字
 13日から16日にかけ三井住友FGなど大手銀行による2016年3月期決算の発表が本格化する。マイナス金利政策の導入で
預貸などの利ざやが縮小するなか、先行きの業績に不透明感は増している。年初は原油安を背景に与信リスクなどへの警戒
から銀行株が日本株全体に対するリスク回避姿勢を誘った局面もあったが、今期は金融政策のしわ寄せが銀行セクターに向か
う構図が鮮明となりそうだ。銀行決算の見通しと注目点を市場関係者に聞いた。

 マネックス証券の大槻奈那チーフ・アナリスト 大手銀を中心とした銀行の収益について、市場では17年3月期の最終減益を
予想する声が広がる。本業である貸し出しに伴う利ざやは政策金利の影響を受けるが、現状では日銀のマイナス金利政策へ
の姿勢が読み切れず、銀行自身が収益への影響を読みあぐねているような状況だ。12日に決算発表したりそなHDは前期比
13%減とした今期純利益の水準を予想ではなく「業績目標」だと説明するほどに、環境の不透明感は強い。今期、投資家に求め
られているのは、各行の提示する利益水準を仮置きととらえ、前提条件の利ざやに着目して政策動向に応じて利益水準を修正
していく作業だ。
 ひとつ言えるのは、市場金利の急低下が通期で利益を圧迫する今期は、減益幅が16年3月期より拡大する点だ。1〜3月は
大手行を中心に債券売買益を相当額確保したもようで、一過性とはいえ今期も利益を補う効果はある程度期待できる。また、
配当利回りの維持に向けて増配や自社株買いなどを実施する余地もあり、時間稼ぎの手段は残ってはいる。とはいえ、本業の
貸し出しに光明が差さないままでは、株価の本格的な見直しは難しく、株式市場で銀行に政策のしわ寄せが集中する構図が、
今期鮮明になるとみている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

339 :山師さん:2016/05/13(金) 11:47:48.21 ID:nOQK518c.net
マイナス金利下の銀行決算 国債運用に悪影響・末沢氏
2016/05/13 11:35 日経速報ニュース 428文字
 末沢豪謙・SMBC日興証券金融財政アナリスト 銀行の2017年3月期の業績見通しについて、日銀のマイナス金利の影響で
預貸収支に悪影響が出るとみる。国債の利回りが急低下しており、国債運用比率が高く預貸ギャップが大きいゆうちょ銀行(71
82)や地方銀行は特に収支が悪化しそうだ。短期金融市場では無担保コール翌日物金利などが大幅に低下している。銀行は
短期資金の運用を半年程度で見直すため、16年度後半以降に貸出金利の一段の引き下げが進み、貸し出し競争が激化して
利ざやの縮小が進むだろう。住宅ローンの変動金利の引き下げも進みそうだ。
 日銀がマイナス金利政策の導入を決定したのが1月29日なので、銀行は16年度の国債運用計画に影響を完全に織り込んで
いない可能性が高い。銀行が利回りの低い日本国債から高利回りの外債に投資する動きは進むだろうが、大きな変化は17年
度以降に出るだろう。マイナス金利政策の影響は長い目で見る必要がある。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

340 :山師さん:2016/05/13(金) 12:47:28.97 ID:nOQK518c.net
主な成り行き注文(東証・後場)三菱自が13万株の売り越し
2016/05/13 12:34 日経速報ニュース 142文字
 13日後場寄り付き前の東証1部の成り行き注文で主な売越銘柄は三菱自13万株、トクヤマ11万株、新日本科学やJX、
五洋建が2万株など。
 一方、買越銘柄はみずほFG189万株、りそなHD17万株、東洋エンジ10万株、KDDI4万株、トヨタ1万株など。

341 :山師さん:2016/05/13(金) 16:31:29.62 ID:1qA2c9Sv.net
注目株 りそなHD、離れ業の増配で短期資金集める 上昇短命か
2016/05/13 16:24 日経速報ニュース 1180文字
 13日の東京株式市場でりそなHD(8308)が4%高となった。12日に示した2017年3月期の増配方針が支援材料となった。
ただ、配当余力を高めたのは、過去に発行した民間向け優先株の買い入れ消却で大手行ではほかに例のない、いわば離れ
業を使っての増配だ。マイナス金利政策が預貸の利ざやをつぶす厳しい経営環境に変わりはなく、りそなHD株の上昇は短命
との見方が多い。

 大手行の収益環境は厳しい。りそなHDの16年3月期の連結決算は、純利益が前の期比13%減の1838億円にとどまった。
前の期以前に繰り入れた引当金額を、実際に発生した引当金額が下回った場合に計上する貸し倒れ引当金の戻り益が一巡し、
与信費用が膨らんだことが主因だ。もちろん、日銀によるマイナス金利導入なども含めた市場金利の低下による預貸金利ざや
の縮小や、株価下落に伴う投資信託の販売手数料の減少といった、銀行セクターを取り巻く収益環境の悪化による収益の低下
も全体の利益を圧迫している。収益環境の厳しさは三井住友FG(8316)を含むメガバンクとなんら変わらない。

 りそなHDが増配方針を示せたのは、不良債権問題で経営危機に陥り、03年の公的資金注入に伴いその後発行した優先株と
いう、過去の負債があるからこその離れ業だ。17年3月期には、09年12月発行の第6種優先株式750億円の取得を予定する。
これに伴って、一株あたり1237円50銭、4.950%という高い利回りで設定した配当金の支払いを節約する効果が生まれ、配当
余力を確保する。

 マネックス証券の大槻奈那チーフ・アナリストは「りそなHDの第6種優先株は銀行セクター全体でもほぼ例のない優先株。本業
の預貸業務が圧迫されるなかでほかの大手行が増配に踏み切るのは難しい」と指摘する。きょうの堅調な株価推移を支えるのは
特殊要因に他ならず、「りそなHDの株価上昇に持続性はない」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘氏)と冷めた見方
が大勢だ。

 今期の収益環境は不透明だ。りそなHDは17年3月期の連結純利益を前期比13%減の1600億円とした。この収益水準について
りそなHDは決算発表資料で「日銀のマイナス金利の導入等、経済情勢により業績が大きく左右される」と断ったうえで「業績目標」
と強調した。預貸金利差は16年3月期に1.25%と前の期から0.1ポイント縮小したが、17年3月期はさらに1.16%へ0.08ポイント縮小
する見込みだ。利ざやは日銀の示す政策金利のマイナス幅しだいで一段の縮小が懸念され、りそなHDの株価の上値を抑えそうだ。
りそなHD株は13日に3%近く上昇したものの、終値は398円40銭と1月に付けた年初来高値の595円10銭を3割下回っており、急激
な株価回復を期待する声は限られる。〔日経QUICKニュース(NQN) 藤本葵〕

342 :山師さん:2016/05/13(金) 16:38:36.75 ID:1qA2c9Sv.net
みずほFGの前期、純利益が10%増の6709億円 マイナス金利の影響で今期は11%減見込む
2016/05/13 16:34 日経速報ニュース 706文字
 みずほフィナンシャルグループ(8411)が13日発表した2016年3月期の連結決算は、純利益が前の期比10%増の6709億円だった。
会社側の従来予想(6300億円)や市場予想の平均であるQUICKコンセンサス(4月20日時点、6451億円)を上回った。持ち合い株
の削減で株式等関係損益が増えたことなどが寄与した。年間配当は7円50銭と前の期から据え置いた。
 本業のもうけを示す実質業務純益(みずほ銀行、みずほ信託銀行の2行合算ベース)は5%減の6884億円だった。保険などの金融
商品販売などの手数料収入が拡大したものの、国内の貸し出し利回りの低下が収益を押し下げた。
 同時に発表した17年3月期の連結純利益は前期比11%減の6000億円を見込む。日銀が導入したマイナス金利の影響を受け、貸し
出しなど資金取引での直接的な減益額は400億円程度となりそうだ。次期システム導入にかかる経費負担も増える。年間配当は前期
と同じ7円50銭を見込む。
 みずほFGは同日、19年3月期を最終年度とする中期経営計画を発表した。資本の健全性を担保する「普通株等Tier1比率」を10%
程度、自己資本利益率(ROE)を8%程度に引き上げ、財務体質の強化を図る。持ち合い株も16年3月期から19年3月期までに累計
で5500億円削減する。佐藤康博社長は「新興国経済の減速など世界経済はターニングポイント(潮目が変わる状況)にありこれまでの
ように右肩上がりで業績が上がる状況ではない。筋肉質の経営体質を作るとともに、金融とIT(情報技術)を融合したフィンテックなども
取り込んで成長につなげる」と話した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

343 :山師さん:2016/05/13(金) 17:49:09.08 ID:1qA2c9Sv.net
三井住友FGの前期、連結最終益6466億円 前々期は7536億円の黒字
2016/05/13 17:30 日経速報ニュース 284文字
三井住友フィナンシャルグループ(8316)
15/3 16/3 17/3
経常収益 48,512 47,721 ―
営業利益 ― ― ―
経常利益 1,321,156 985,284 1,020,000
最終利益 753,610 646,687 700,000
1株利益 551.18 472.99 ―
(注)単位:経常収益は億円、利益は百万円、1株利益は円、▲は損失

344 :山師さん:2016/05/13(金) 18:00:51.90 ID:1qA2c9Sv.net
みずほFGの17年3月期当期利益は‐10%、マイナス金利が影響

[東京 13日 ロイター] - みずほフィナンシャルグループ(8411.T)は13日、2017年3月期当期利益見通しを、前年同月比
10.5%減の6000億円と発表した。マイナス金利政策の導入で資金利ざやの縮小が収益を圧迫する。

会見した佐藤康博社長は「世界経済はターニングポイントを迎えている」と語り、中国などの新興国にけん引されてきた世界
経済に不透明感が増しているとの見解を示した。

グループ連結業務純益は同12%減の7500億円と想定。マイナス金利による利ざやの縮小で500億円、次期システム導
入のための500億円の経費計上が減益要因。貸出金は、国内・海外ともに微増を見込む。与信関係費用は前年同期比
500億円悪化の800億円を見込む。一方、政策保有株の売却益として同550億円減の1500億円を予定した。

同日発表した19年3月期を最終期とした中期経営計画では、当期利益目標は掲げなかったものの、連結ROE8%程度
などを掲げた。

345 :山師さん:2016/05/13(金) 21:21:03.30 ID:geqdYj3q.net
三井住友FG社長「将来に備えた引き当て完了」今期純利益7000億円に自信
2016/05/13 19:13 日経速報ニュース 443文字
 三井住友フィナンシャルグループ(8316)の宮田孝一社長は13日に開いた決算会見で「将来に備えた引き当てはすべて完了して
いる」と語り、今期の収益予想を達成することは可能だとの見方を示した。
 同社は貸し出し利ざやの縮小や、出資先のインドネシアの銀行の株価下落で減損損失を計上したことで、16年3月期の連結純
利益は前の期比14%減の6466億円と2期連続の減益となった。従来予想(7600億円)に届かず、しかも、6709億円だったみずほ
フィナンシャルグループ(8411)にも抜かれた。
 宮田社長は「業績予想でコミット(公約)していたことができなかったことは残念だ」としつつ、グループでの追加の引当金の計上
などの費用負担は一巡したとの認識を示した。「今期7000億円の純利益を達成することで収益が回復したことを示したい」という。
資源関連の融資に関わるエクスポージャー(与信)については「石油関連などでは非日系企業向けの80%強が良好な案件だ」と
強調した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

346 :山師さん:2016/05/13(金) 21:21:54.28 ID:geqdYj3q.net
三井住友FGの前期、純利益14%減 利ざやが縮小、減損も響く
2016/05/13 19:10 日経速報ニュース 286文字
 三井住友フィナンシャルグループ(8316)が13日発表した2016年3月期連結決算は、純利益が前の期比14%減の6466億円
だった。市場金利の低下に伴い、貸し出しの利ざやが縮小。与信関連費用が増え、出資先のインドネシアの現地銀行の株価
下落に伴う減損損失も響いた。
 本業のもうけを示す実質業務純益(三井住友銀行単独ベース)は14%減の7287億円だった。国内での利ざやは一段と縮小。
預貸金利差は1.21%と0.08ポイント低下した。
 17年3月期の純利益は前期比8%増の7000億円を見込む。年間配当は前の期と同じ150円を予定する。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕

347 :山師さん:2016/05/13(金) 21:23:35.61 ID:geqdYj3q.net
みずほFG社長 マイナス金利政策「当初の目的は達成している」
2016/05/13 16:46 日経速報ニュース 314文字
 みずほフィナンシャルグループ(8411)の佐藤康博社長は13日の決算記者会見で、日銀のマイナス金利政策について「少なくとも
長期の金利を引き下げる当初の目的は達成している」と話した。金融機関の間ではマイナス金利を含めた金融緩和策による負担増
を批判する声も多いが「金融緩和をやめた場合の経済へのネガティブなインパクトは大きい」とし、日銀の政策に一定の理解を示した。
 一方で佐藤社長は「金利低下を企業の設備投資につなげるためには金融政策だけでは限界がある」と指摘。「経営者が将来の
不安要因を取り除くためには、金融政策に加え政府の構造改革や財政政策が組み合わされなければならない」との考えを述べた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕

348 :山師さん:2016/05/13(金) 21:26:43.91 ID:geqdYj3q.net
三井住友FG、17年3月期は当期利益+8.2%

[東京 13日 ロイター] - 三井住友フィナンシャルグループ(8316.T)は13日、2017年3月期当期利益見通しを前年比8.2%増の
7000億円と発表した。前期に計上した消費者金融子会社の損失などがなくなるため。

前期は、インドネシアの商業銀行に出資した株式の減損損失570億円に加え、傘下の消費者金融会社で利息返還請求に備えた
引当金1400億円の計上が響き、減益決算なったが、こうした要因がなくなるとしている。

会見した宮田孝一社長は「7000億円は実力相応。巡航速度に近い数字」と説明した。

マイナス金利の影響で、国内は貸出金利ざやの縮小がさらに進むと想定。これにより、当期利益の押し下げ幅は200億円程度になる
とした。

今期は海外を中心に貸出金の伸びを図るものの、預貸金収益は減益を見込む。宮田社長はマイナス金利政策の影響について「業務
純益に占める預貸金収益の割合は2割程度」とし、非金利収益などではね返していく必要があると語った。シンジケートローンなど法人
向け手数料収入や、個人の資産運用関連ビジネスに注力する。

不良債権処理損は、前期の32億円から500億円(単体)を計画する。

前期決算は、消費者金融子会社の引当金計上などが響き、当期利益は前年同期比14.2%減の6466億円となり、みずほフィナン
シャルグループ (8411.T)の同9.6%増の6709億円を下回った。両グループの収益が逆転するのは、9期ぶりとなる。

349 :山師さん:2016/05/14(土) 04:13:43.56 ID:lABYU1hM.net
政策相場に期待じわり サミット目前、海外勢が注視 スクランブル
2016/05/14 02:00 日経速報ニュース 1233文字
 13日の日経平均株価は5日ぶりに反落したが、週間で約2%高としっかりしていた。決算発表を大きな波乱もなく通過し、市場の
関心はミクロから再びマクロに向かう。年初から日本株の売り越しが目立つ海外勢だが、水面下で日本に熱い視線を送り始めた。
5月26〜27日の主要7カ国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)まで約2週間。関心の根っこには、議長国・日本が率先する政策
相場への期待がある。
 BNPパリバ証券の岡沢恭弥グローバルマーケット統括本部長は来週から北米の投資家を訪問する。定期的に訪れているが
「今回はいつもと様相が違う」。
 名だたるヘッジファンド大手などとの面談がぎっしりと埋まったからだ。しかも普段は表に出ない運用責任者自らが出席する会合
も多いという。「消費増税先送りは織り込み済み。彼らはサミットで日本がどんな財政拡大をぶちあげるのかを探っている」
 米トレードウィンズ・グローバル・インベスターズで日本株を担当するピーター・ボードマン氏も「日本経済の底上げには景気刺激策
が必要だ」と次の一手を注視する。
 東京証券取引所が13日発表した5月第1週(2〜6日)の売買動向によると、海外投資家は2週連続で売り越した。だが、今週に
入り「決算発表を見極めつつ、少しずつ海外マネーが戻り始めた」(国内証券トレーダー)との証言がある。
 13日までの1週間について全部で36ある業種別日経平均の値動きを見ると、上昇率トップは「建設」の5.6%高だった。好決算に
加え、インフラ投資といった財政出動を市場が織り込み始めた可能性がある。
 目先の焦点は内閣府が18日に発表する1〜3月期の国内総生産(GDP)だ。市場予想は前期比年率で0.2%増。ただ、市場には
昨年10〜12月期に続いて2期連続のマイナス成長になるとの観測もくすぶる。
 そうなれば景気落ち込みが嫌気されそうだが、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘投資情報部長は「内容がさえない
方が財政支出期待を高めるのではないか」とみる。
 5月初旬の欧州歴訪で、安倍晋三首相は各国首脳に柔軟な財政出動の必要性を訴えた。その模範を自ら示すとすれば「18日の
GDP発表後から26日のサミット前の期間になるはず」(大和証券の木野内栄治チーフテクニカルアナリスト)。
 市場関係者に聞くと、16年度の補正予算だけで7兆〜10兆円という巨額の財政出動を想定している向きが少なくない。増税先送
りと大規模な財政出動がセットになれば、市場が好感する可能性が高まる。
 6月15〜16日には日銀が金融政策決定会合を開く。海外勢には日銀が収益悪化に苦しむ銀行に配慮した追加緩和に踏み切る
との見方があるようだ。空売りしていたメガバンク株を買い戻す動きもあるという。
 5〜6月の「政策相場」をにらめば、積極的な売りは仕掛けづらい。あとはどこまで市場に「ポジティブ・サプライズ(うれしい驚き)」
をもたらすか。投資家は上値余地を見極めようとしている。(川上穣)

350 :山師さん:2016/05/14(土) 05:23:45.43 ID:ll4dbj6/.net
今期みずほ11%減益、マイナス金利の影響広がる−三井住友は増益に

  みずほフィナンシャルグループは今期 (2017年3月期)の連結純利益を6000億円と見込んでいる。前期(16年3月)の純利益
実績に比べると11%の減益となる。今期は日本銀行によるマイナス金利政策の導入に伴う資金利益減少など影響が年間でフル
に反映される。

  東証と日銀記者クラブで13日開示した。今期の純利益予想はブルームバーグがまとめたアナリスト9人の予想平均値5750億
円を上回る。大手銀行などが日銀に預ける当座預金の一部に2月中旬からマイナス金利が初めて適用された。前期の結果が予想
外に落ち込んだ三井住友フィナンシャルグループは増益を見込む。

  みずほFGの佐藤康博社長は会見でマイナス金利について、直接的な影響は400億円程度に上るとの見通しを示した。その上
で「マイナス金利だからと言って設備投資がどんどん増えていく雰囲気ではない」とし、企業経営者らがこの政策を理解にするには
「まだ半年程かかり」、資金需要の増加には時間を要するとみている。

  みずほの今期計画では、本業の儲けを示す連結業務純益が前期比1028億円減の7500億円。与信関係費用は同495億円
増えて800億円の負担になると見込んでいる。一方で政策保有株式の削減に伴う株式関係損益は同556億円減の1500億円とし
ている。

  前期純 利益は同9.6%増の6709億円だった。金利低下で資金利益などは低迷したが、株式関係損益が下支えした。貸出利息
など資金利益が11%減の1兆37億円、金融商品販売手数料など役務取引等利益が2.4%増の6076億円、国債売買益を含むその
他業務利益が18%増の2464億円だった。株式損益は56%増え2057億円だった。

  みずほFGは同日、新たな中期経営計画(3カ年)を発表した。19年3月期の普通株式等Tier1(CET1)比率で10%程度、連結
株主資本利益率(ROE)で8%程度を目標とした。

三井住友F、前期9年ぶりにみずほ下回る

  三井住友フィナンシャルグループも同日夕、決算を発表した。今期の連結純利益予想は7000円だった。前期(16 年3月)実績比
では8.2%の増益となる。前期にあった海外での減損や消費者金融関連の引き当てなどの反動から増益となる。

  三井住友FGの今期予想は、ブルームバーグがまとめたアナリスト9人の予想平均値6980億円とほぼ同水準となった。宮田孝一
社長は決算会見でマイナス金利の影響について、貸し出し利ざやの縮小などにより、三井住友銀行の税引き前利益ベースで200
億円に上ると述べた。

  前期純利益は前期比14%減の6467億円だった。資金利益が前期比5.5%減の1兆4229億円となったほか、与信関係費用が
950億円増えて1028億円となった。消費者金融部門で過払い利息返還関連の費用が1410億円に膨らんだことも響いた。証券
子会社も低迷した。みずほの純利益が三井住友を上回ったのは07年3月期以来。

  宮田社長は、前期に計上したインドネシアの投資先銀行ののれんの減損処理は一過性との見方を示すとともに、過払い金は
今の時点で想定されるものは全部引き当てたと指摘した。今期については「7000億円をどうクリアしていくか真剣に取り組んでいく」
と述べ、「収益が回復したと示す」ことに意欲を見せた。

  S&Pグローバル・レーティングの吉澤亮二主席アナリストは前期に三井住友Fを逆転したみずほについて「収益性が改善してき
ている中、株式売却益が大きく貢献した」と分析。今期の大手行は「マイナス金利がどのくらい影響してくるかはまだ見通せない状況
にある」とし、第2四半期まで様子をみる必要があると指摘した。

351 :山師さん:2016/05/14(土) 06:41:12.72 ID:ll4dbj6/.net
資源融資、実は「世界一」、三菱UFJ、修正で2倍に、従来は開示範囲狭く。
2016/05/14 日本経済新聞 朝刊 5ページ 686文字 書誌情報
 三菱UFJフィナンシャル・グループが資源会社への融資など「世界の資源関連与信」を約2倍の10・4兆円に大幅修正すること
がわかった。16日に発表する2016年3月期決算では、半年前に比べて5兆円近い大きなズレが生じる。何が起きているのか。
 原油など資源価格は戻りつつあるとはいえ、同分野への与信は損失懸念が強い。その額が突然2倍に膨らむと、投資家の不安
が増す恐れがある。
 三菱UFJが大幅修正するのは金融庁の検査と米銀などの開示基準に合わせる背景がある。米国に現地銀を持つ同グループの
資源関連与信は3メガの中で突出。資源融資に限ればJPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴなど米四大銀も上回る。世界一
の与信を抱えるにもかかわらず「米銀などに比べ、三菱UFJだけ開示範囲が狭かった」(金融庁関係者)。
 資源関連企業は(1)石油メジャーや国営石油会社など「統合型」(2)探鉱や掘削など生産する「上流型」(3)パイプラインや備蓄
基地を持つ「中流型」(4)精製・販売する「下流型」(5)鉱山など「その他」――の5種類ある。三菱UFJは昨年9月時点では(1)と
(2)のみを開示していた。
 米銀は幅広く開示するが、損失に備えた貸倒引当金を積んでいたのは主に(2)の上流型だったこともあり、三菱UFJはリスクの
高いところに絞って開示していたという。
 金融機関のリスクを推し量るには正確な情報が不可欠。三菱UFJはこれまで公表していなかった不良債権比率なども新たに開示
する予定。安全なのか危険なのか。母国以外の市場の実態を投資家などにどう伝えるかもグローバル化の課題といえる。(玉木淳)

352 :山師さん:2016/05/14(土) 06:42:11.82 ID:ll4dbj6/.net
みずほFG10%増益、前期最終、三井住友は減損で減益。
2016/05/14 日本経済新聞 朝刊 5ページ 460文字 書誌情報
 みずほフィナンシャルグループが13日発表した2016年3月期の連結決算は、最終利益が前の期から10%増の6709億円だった。
取引先との持ち合い株の売却益に加え、非金利収入を伸ばした。同日発表の三井住友フィナンシャルグループの最終利益は14%減
の6466億円で、みずほが07年3月期以来9期ぶりに最終損益で三井住友を上回った。
 両社とも日銀のマイナス金利政策導入に伴う国内利ざやの縮小などの影響が出たが、みずほは保険販売などの非金利部門の収入
を伸ばした。持ち合い株の売却益もあり、計画していた6300億円を上回る最終利益を確保することになった。
 三井住友は出資するインドネシア地場の年金貯蓄銀行の株価が下落し、16年3月期に570億円の減損損失が発生したことが影響
した。消費者金融子会社で顧客が過去に払い過ぎた利息の返還に備える引当金を積んだことも響いた。
 17年3月期は両社ともマイナス金利の影響が広がる見通し。みずほは最終利益の見通しを前期比11%減の6000億円とする一方
、三井住友は8%増の7000億円を見込む。

353 :山師さん:2016/05/14(土) 06:47:18.36 ID:ll4dbj6/.net
日本株ADR13日、全面安 ホンダが4%超下落、金融も安い
2016/05/14 05:24 日経速報ニュース 156文字
【NQNニューヨーク=川内資子】13日の米国株式市場で日本株の米預託証券(ADR)はほぼ全面安だった。
日米株式相場がともに下落した影響で大半の銘柄が売られた。ホンダが4%超下げた。野村や三井住友FGの
ほか、三菱UFJ、みずほFGなど金融関連も軒並み売られた。トヨタやNTTドコモも安い。
 一方、ソニーが上昇した。

シカゴ日本株先物概況・13日
2016/05/14 06:10 日経速報ニュース 187文字
【シカゴ支局】日経平均先物は反落した。6月物は前日比245円安の1万6390円で引けた。13日の大取終値を50円
上回った。円相場の反発に加え原油安を背景に米株が下げ、相場を下押した。4月の米小売売上高は予想を上回る
伸びを示したが、買い圧力は限られた。この日の6月物安値は1万6310円、高値は1万6815円。
 推定売買高は6万2961枚(夜間電子取引、日中電子取引を含む)。

354 :山師さん:2016/05/14(土) 07:55:07.40 ID:Gft81da8.net
マイナス金利の爪痕 みずほFG17年3月期、減益見通し

 日銀のマイナス金利政策がメガバンクの業績の足かせになってきた。預金を元手に資金を貸し出す本業のマージンは大幅に
圧縮されている。海外事業などが支えにはなるが、通年でマイナス金利が効いてくる2017年3月期の国内の経営環境は一段と
厳しくなる。メガバンクの警戒感は一段と強まっている。

 みずほフィナンシャルグループが13日に発表した2017年3月期の連結純利益予想は6000億円で前期比11%減になる。前の
期比10%の増益だった16年3月期から一転、減益に転じる見通しだ。その要因の一つはマイナス金利政策による本業への打撃だ。

 みずほでは本業のもうけを示す実質業務純益(傘下銀行ベース)が16年3月期、6884億円と前の期に比べて5%減った。預金
と貸し出しの金利差の縮小傾向が続いているためだ。預金金利は平均で0.03%となり、15年3月期の0.04%から低下した。一方
、貸出金利は0.98%となり、前の年の1.03%から下がった。預貸金利差は0.94%となり、0.98%から縮まった。

 マイナス金利政策の導入を受けて長期金利の指標となる新発10年物国債など幅広い市中金利が低下した。貸出金利はそれと
歩調を合わせるように下がった。だが、預金金利は既にゼロ%に近く、契約の面からも、預金者に与えるショックの大きさからも、
下げ余地が限られた。結果として銀行のマージンが圧縮されたというわけだ。

 ただ、日銀がマイナス金利政策の導入を決めたのは1月29日。実際の導入は2月16日だ。市中金利は導入に先んじて下がり
始めたが、影響があったのは基本的に1〜3月期に限られる。

 問題は17年3月期だ。マイナス金利導入後も物価や景気は勢いを欠いている。日銀は4月28日の会合で2%の物価上昇目標
の達成時期を「17年度前半」から「17年度中」に先送りしたばかりだ。黒田東彦総裁は13日の都内での講演でも「必要と判断した
場合はちゅうちょなく追加的な緩和措置を講じる」と述べており、マイナス金利政策は当面続く。

 通年でマイナス金利の影響を受けた場合、業績にはどれほどの打撃となるのか。みずほフィナンシャルグループの佐藤康博社長
はマイナス金利政策で「マージンが圧縮される傾向は続く」と指摘し、「17年3月期の粗利を500億円押し下げる」と読む。予想の
厳しさに、マイナス金利下での経営に臨むメガバンクの苦悩がにじむ。

355 :山師さん:2016/05/14(土) 07:56:03.88 ID:Gft81da8.net
みずほFG16年3月期 非金利収入伸ばし増益

 みずほフィナンシャルグループが13日発表した2016年3月期の連結決算は、純利益が前の期から9.6%増の6709億円だった。
非金利収入が伸びたほか、持ち合い株売却などで増益を確保した。日銀のマイナス金利政策導入に伴う影響や次期システム
導入にかかる経費負担などがあり、17年3月期の純利益は10.5%減の6000億円を見込んでいる。

 国内の金融機関は低金利による利ざや縮小や海外経済の減速、今年に入ってからの急速な円高などが利益を目減りさせる
要因になっている。

 みずほは16年3月期に非金利収入を前の期に比べて300億円程度増やした。保険関連などの金融商品販売の手数料収入が
増えたという。持ち合い株売却による増収効果もあり、マイナス金利で貸し出し業務などが影響を受ける中でも増益を確保する
ことになった。

 マイナス金利政策の導入による影響は16年3月期が約60億円、17年3月期は400億円程度を見込んでいる。佐藤康博社長
は「マイナス金利政策によるプラス影響も出てくると思うが、それにはもう少し時間がかかる」との認識を示した。

356 :山師さん:2016/05/16(月) 06:07:05.85 ID:PA0mSAA3.net
羅針盤―メガバンクの誤算(今週の市場)
2016/05/16 日本経済新聞 朝刊
 高収益を求めたメガバンクの国際戦略が揺れている。2016年3月期決算で三井住友フィナンシャルグループはインドネシア
銀行株の減損処理で減益となった。
 みずほフィナンシャルグループはみずほ銀行の国際業務で資金運用利回りが下がる一方、調達利回りは上昇。利ざやは0.58
ポイントと国内の利ざやとほぼ同水準に縮んだ。
 みずほに限らず国際市場で邦銀のドル調達金利に上昇圧力が強まっている。昨年の日本国債格下げを受けた邦銀格付けの
引き下げや、日銀のマイナス金利政策による利益圧迫が背景だ。
 融資リスクへの警戒も根強い。国際決済銀行が銀行システムをモニターする早期警戒指標のうち、現在の住宅価格と長期平均
の差を示す「不動産価格ギャップ」は日本が13%と主要国中最大で、警告マークを付けられている。
 振り返ると金融庁がグローバルな金融機関と遜色ない金融サービス提供を求めたこともあり、メガバンクはこの数年、国際業務
を強化。その一方で資金需要は少ないとして国内融資は微増程度で推移させてきた。
 影響力の大きいメガバンクが国内で設備資金需要を掘り起こさないと、国内景気は浮揚しにくく、国の格付けが下がり、それが
銀行に響く恐れがある。銀行決算からはそんな姿が垣間見え始めている。
 実際、邦銀の市場評価はさえない。世界の銀行の株式時価総額の順位を見ると、国内トップの三菱UFJフィナンシャル・グループ
でさえ18位にとどまる。
 同順位の世界一は米国のウェルズ・ファーゴ銀行だ。国際業務と距離を置き、大半が国内向けの融資を年率6%伸ばしている。
融資で投資を促し、ホームグラウンドの成長率が高まれば、銀行にもプラスとの発想だ。金融危機を受けた新しい資本規制(バーゼル
3)導入後の望ましい銀行像を体現していると見られている。国際市場の価値観が変わるなかで、邦銀のかじ取りは難しさを増して
いる。(編集委員 太田康夫)

357 :山師さん:2016/05/16(月) 09:53:04.60 ID:Hpk+5Zld.net
主な成り行き注文(東証・前場)みずほFG93万株の売り越し
2016/05/16 09:04 日経速報ニュース 142文字
 16日午前の取引開始前の東証1部の成り行き注文で主な売越銘柄はみずほFG93万株、三菱UFJ75万株、
ケネディクス21万株、丸紅17万株、飛島建16万株だった。
 一方、買越銘柄はフージャース20万株、資生堂13万株、不動テトラ12万株などだった。

358 :山師さん:2016/05/16(月) 12:38:17.67 ID:RB10NO3o.net
主な成り行き注文(東証・後場)みずほFG48万株の買い越し
2016/05/16 12:31 日経速報ニュース 120文字
 16日午後の取引開始前の東証1部の成り行き注文で主な買越銘柄はみずほFG48万株、
フージャース33万株、三菱UFJ16万株だった。
 一方、売越銘柄は日水4万株、JX3万株、ランド3万株などまばらだった。

359 :山師さん:2016/05/16(月) 12:40:09.03 ID:RB10NO3o.net
8411 みずほ
配信日時 2016/05/16 10:19:00 配信時価格[円] 165.8 前日比 +1.7
詳細 もみ合い。先週末に16.3期の決算を発表している。純利益は6709億円で前期比9.6%増益、一方、
今期は6000億円で同10.5%減益の見通しとなっている。市場コンセンサスとの比較では、前期実績は
小幅な上振れ、今期見通しはほぼ一致する格好に。また、新たに中期経営計画を発表、利益目標は
定めず、ROE8%程度などを掲げている。決算数値のインパクトは限定的、自己資本比率の中計目標値
から自社株買いのタイミングが遠のいたとの見方もあるが、マイナス金利導入による過度な影響懸念など
は薄れる形にも。《KS》【株式会社フィスコ】

360 :山師さん:2016/05/16(月) 16:53:02.73 ID:pJlIBSJz.net
三菱UFJの前期、連結最終益9514億円 前々期は1兆337億円の黒字
2016/05/16 16:30 日経速報ニュース 273文字
三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)
15/3 16/3
経常収益 56,384 57,144 ―
営業利益 ― ― ―
経常利益 1,713,001 1,539,486 ―
最終利益 1,033,759 951,402 ―
1株利益 73.22 68.51 ―
(注)単位:経常収益は億円、利益は百万円、1株利益は円、▲は損失

361 :山師さん:2016/05/16(月) 22:10:43.47 ID:s5oZAdXa.net
注目株 3メガ銀、今期減益は織り込み済み 日銀に戦々恐々
2016/05/16 19:01 日経速報ニュース 1544文字
 三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)、三井住友FG、みずほFGの3メガ銀行グループの2016年3月期決算が16日、出そろった。
17年3月期の純利益は合計で2兆1500億円と前期から5%減る見通しで、3期連続の減益となる。日銀のマイナス金利政策導入で
貸出金利が低下する一方、預金金利の引き下げは困難で預貸利ざやが悪化する。減益見通しは株価に織り込み済みだが、投資家
が警戒するのは当座預金の一部にかかる現在マイナス0.10%の金利の追加引き下げだ。

■利ざや悪化に歯止めかからず
 減益は日銀のマイナス金利政策による国内の資金利益の減少が主因だ。三菱UFJは「350億円程度」(平野信行社長)、みずほFG
も「だいたい400億円」(佐藤康博社長)の資金利益の押し下げ要因になると試算する。長期金利もマイナスに沈みデリバティブ(金融
派生商品)損益の悪化や個人の投資行動の鈍化など影響は幅広い。
 前期に特別損失が膨らんだ反動で純利益が前期比8%強増える三井住友FGを除く2社は減益を見込むが、減益率は1割程度にとど
まる。市場では「特殊要因を除けば三井住友FGも実質では約10%の減益で、予想の範囲内」(ドイツ証券の山田能伸シニアアナリスト)
との声があり、今期の減益はほぼ織り込み済みといえそうだ。

■事業環境は向かい風
 三菱UFJの平野社長が「追い風から向かい風に変わったのは明らか」と指摘するように、メガバンクの置かれた事業環境は厳しい。
これまで収益を押し上げてきた貸倒引当金の戻り入り益を前期に計上したのは三井住友FGのみだ。三菱UFJとみずほFGは前期に
与信関係費用が拡大した。
 前期は新興国を中心とした海外景気の減速や円相場の上昇も収益を圧迫した。前期に海外の粗利益が増加したのはみずほFG
のみだった。三菱UFJは2桁の減少で、三井住友FGも6%減少した。三井住友FGは出資するインドネシアの年金貯蓄銀行の株価
下落に伴い減損損失の計上に迫られるなど、海外収益の拡大が全体の業績を押し上げる構図にも陰りが出ている。

■三菱UFJの自社株買いは支えに
 「積極的に投資するシナリオが描きにくい」(マネックス証券の大槻奈那チーフ・アナリスト)とされるメガバンク株だが、資本政策は
投資家の短期資金を引き付ける効果がある。メガ銀行以外では自社株買いや増配を発表した三井住友トラスト・ホールディングス
(8309)やりそなホールディングス(8308)の株価が、発表直前の水準を上回っている。
 三菱UFJは前期に続き1000億円(発行済み株式の1.67%)上限の自社株買いの実施を決定した。早速17日の取引開始前の
立会外で4000万株を買い入れる。三菱UFJは18年3月期の1株利益を15年3月期比で15%以上、単純計算で84円20銭以上にする
中期計画を掲げる。今期は68円50銭に落ち込むが、「達成に向け最大限の努力を約束する」(平野社長)との決意は株買いにつながり
そうだ。

■中長期的な鍵は日銀に
 効率改善に向けたメガバンクの資本政策は折に触れて買い材料となる公算が大きいものの、中長期的な鍵は日銀が握っていると
いっていい。みずほFGの佐藤社長が中計期間中の政策金利について「横ばいでみている」と説明するように、日銀が今後、当座預金
への金利のマイナス幅を拡大するという前提を置いた収益計画はみられない。
 解散価値とされるPBR(株価純資産倍率)1倍の半分以下に低迷するメガバンク株に、割安感を意識した買いが入ってくるには日銀
の追加金融緩和にマイナス金利幅の拡大が含まれないことが必要条件になる。日銀の「決断」に銀行や投資家が戦々恐々とする日々
はまだ続きそうだ。〔日経QUICKニュース(NQN) 滝口朋史〕

362 :山師さん:2016/05/16(月) 22:14:00.16 ID:s5oZAdXa.net
3メガ銀の前期、収益環境一段と厳しく 三菱UFJ、三井住友が最終減益 
2016/05/16 18:53 日経速報ニュース 2998文字
 3メガバンクの2016年3月期連結決算が16日、出そろった。三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)と三井住友フィナンシャル
グループ(8316)の2社が最終減益となり、日銀の金融緩和政策が収益環境の悪化をもたらしていることが鮮明になった。マイナス
金利政策の導入で今期も金利収入の一段の減少が予想されるなか、グループ内の証券、信託銀行との連携強化で手数料収入を
増やしたり、金融とIT(情報技術)を融合する「フィンテック」を活用した新しい金融サービスの展開で「稼ぐ力」を高めることが必要に
なりそうだ。

 3メガ銀の16年3月期の純利益は合計2兆2689億円と前の期に比べ5%減った。三菱UFJは前の期比8%減の9514億円と3期
ぶりの減益決算となり、純利益は1兆円の大台を割り込んだ。三井住友FGは出資するインドネシアの地場銀行の株価下落により
570億円の減損損失を計上したことが響き、純利益は14%減の6466億円。唯一、10%増益を確保したみずほフィナンシャルグルー
プ(8411)も、昨秋から本格化させた持ち合い株式の売却益を計上したことが大きく寄与した格好で、本業の厳しさは他の2社と変わ
りはない。

 本業のもうけを示す実質業務純益(単体・傘下銀行合算ベース)は2兆4982億円と7%減少した。金利低下で中核事業である国内
貸し出しの利ざや縮小が一段と進んだほか、各社が注力してきた海外事業でも、アジアを中心とした新興国の経済減速の影響から、
一部で融資案件の採算性が悪化した。為替相場の円高進行で、円ベースでの収益の目減りが進んだことも打撃となった。

 前期の国債等債券の売却益の合計額は3191億円と、前の期比37%増加した。日銀の金融緩和政策で国債の運用益が減少し、
各社とも保有残高を減らす動きを強めている。3月末時点の国債を含む債券の保有残高は65.8兆円と15年3月末比で16%減少して
いる。

 17年3月期も厳しい収益環境が続く見込みだ。3メガ銀合計の純利益は前期比5%減の2兆1500億円にとどまりそうだ。貸出業務の
収益減が続き、減益決算は避けられそうにない。みずほFGの佐藤康博社長はマイナス金利の導入で「17年3月期には資金取引など
で直接的に400億円の影響がある」と話す。三菱UFJは協調融資に関わるデリバティブ(金融派生商品)などの収益も含めて700億円
の下押し要因になる。「金利低下で資金需要は国内外で増勢を保っているが、設備投資など大幅な盛り上がりには欠ける」(三井住友
FGの宮田孝一社長)といい、マイナス金利が企業の投資拡大につながるには時間がかかると見る向きが多い。

 「世界と日本経済はターニングポイント(転換点)にある。次の3年間は業績が右肩上がりとなる状況にはならない」(みずほFGの
佐藤社長)との見方が強まるなか、各社とも危機感は強い。日系企業による海外でのM&A(合併・買収)案件の増勢は続くものの、
世界経済の先行き不透明感が強まる中で経営体制の抜本的な見直しが急務となる。

 みづほFGは18年度を最終年度とする中期経営計画で財務体質の強化を掲げる。自己資本利益率(ROE)を8%程度で維持する
ほか、15年度から進めてきた持ち合い株の売却を18年度までに累計で5500億円にまで拡大する。三菱UFJは、傘下の三菱東京
UFJ銀行と三菱UFJモルガン・スタンレー証券のディーリングルームを統合したり、アジアや欧州など世界の各地域に複数ある拠点
を統廃合し、経営効率を高める考え。三井住友FGもグループ内の証券2社を18年1月をめどに合併させるなど、グループ内での経営
の効率化や連携を深化させる方針だ。

 「ビジネスモデルの改革を加速していく」(三菱UFJの平野信行社長)というように、他社と差別化した事業戦略をどこまで実践できる
かも重要な経営課題だ。みずほFG傘下のみずほ銀行が16日に東京駅前に開業した次世代店舗「八重洲口支店」には最新のフィン
テックを体感できるコーナーを設置。備え付けの専用端末を来店客が操作して画面上で興味のある投資信託や保険などの金融商品
を選択すると、これらの商品情報を自分のスマートフォンに転送できる。「フィンテックによりスマホを使って資産を管理する需要を取り
込めるようになる」(みずほFGの佐藤社長)という。三井住友FGの宮田孝一社長も「ヘルスケアやロボットなど成長分野での事業拡大
が重要だ」と話す。

363 :山師さん:2016/05/16(月) 22:14:43.48 ID:s5oZAdXa.net
 成長力に陰りが見え始めた3メガ銀にとっては、どれだけ迅速に収益基盤を強化し、新しいビジネスモデルを構築できるかが問われる。
17年3月期は今後の成長余地を探る上で、重要な一年となりそうだ。

【大手銀行3グループの2016年3月期決算の主な項目】
     実質業務 国債等 与信関係 ┌─―連結純利益―─┐
     純  益 売買益 費  用 16年3月期 17年3月期
三菱UFJ 10811  1225   1037     9514    8500
〈8306〉 (▲3.6) (11.7)       (▲8.0)  (▲10.7)
三井住友FG 7287   540   ▲32     6466    7000
〈8316〉(▲13.6)( 12.7)      (▲14.2)   ( 8.2)
みずほFG  6884  1426    267     6709    6000
〈8411> (▲4.6)( 88.1)       ( 9.6)  (▲10.5)
================================
合計    24982  3191   1272    22689    21500
     (▲7.0) (36.8)       (▲5.4)  (▲5.2)
(注)単位は億円、カッコ内は前年比の増減率%、▲は減少、与信関係費用の項目での▲は戻り益を示す。17年3月期の連結純利益
は予想。純利益以外は傘下銀行の合算ベース。四捨五入などの関係で各社の数値を足しても合計と一致しない場合がある。


◎残存期間別の保有残高
▽16年3月末
   1年以内  1年超  5年超  10年超    合計
        5年以内 10年以内     
債券 17.1兆円 33.4兆円  9.8兆円  5.5兆円  65.8兆円
   (26.0) (50.7)  (14.9)  (8.4)
国債 16.3兆円 29.9兆円  7.7兆円  3.5兆円  57.5兆円
   (28.4) (52.0)  (13.5)  (6.1)


▽15年3月末
   1年以内  1年超  5年超  10年超    合計
        5年以内 10年以内     
債券 20.8兆円 43.9兆円  9.1兆円  4.1兆円   78.1兆円
   (26.6) (56.2) (11.8) ( 5.4)
国債 19.8兆円 40.2兆円  7.9兆円  2.5兆円   70.6兆円
   (28.1) (57.0) (11.3) ( 3.6)
(注)傘下銀行の合算値。決算資料の「満期保有目的債券」と、「その他有価証券」のうち満期があるものを合計。カッコ内は残存期間
別の保有比率、単位は%。
〔日経QUICKニュース(NQN) 後藤宏光〕

364 :山師さん:2016/05/17(火) 03:03:29.74 ID:IKFevB1k.net
株価材料の「旬」短く 高速売買、長期投資家まで(スクランブル)
2016/05/17 02:00 日経速報ニュース 1214文字
 上場企業の2016年3月期の決算発表がピークを越えた。全体でみた今期の経常利益は足踏みする一方、意外な好業績予想を
出した企業も少なくない。だが株価が反応する「旬」の期間は、以前に比べて短くなっている。高速売買の波が長期投資家にも押し
寄せてきたことに一因がある。
 「今年は為替動向ばかり注目され、決算発表シーズンという感じがしなかった」。野村証券の柏原悟志電子取引セールス課長は
振り返る。16日の日経平均株価は一時、200円超上げたが、商いは閑散。東証1部の売買代金は2兆円を下回り、野村のトレーディ
ングフロアも静かだった。
 そんな東京市場が活気づいたのは午後1時すぎ。住友ベークライトが決算を発表すると、好内容を手掛かりに買い注文が舞い込ん
だ。株価は一時64円(15%高)高の502円に上昇し、10分でこの日の4分の1にあたる100万株の商いが成立。だが間もなく尻すぼ
みとなり、株価は上げ幅を縮めた。
 こうした「反射神経」のいい投資家といえば、個人のデイトレーダーや高頻度・高速売買のハイフリークエンシー・トレード(HFT)業者
が思い浮かぶ。だが、最近は保険会社や年金運用などの長期投資家も増えてきているというのだ。
 従来の長期投資家は株価に変動を与えないよう、証券会社の熟練トレーダーに執行を任せるのが一般的だった。資産運用規模が
格段に大きく、自分の注文で株価が動くと売り買いのコストがかさむためだ。注文を受けたトレーダーも商いの増減をみながら1日かけ
て取引を成立させるのが腕の見せどころだった。
 だが情報技術が進展し、コンピューターが注文を細かく分割し、高速で売買を成立させるアルゴリズム取引が広まると状況が一変
した。株価が僅かな時間で急変動し、従来の手法では希望する値段で約定するのが難しくなってきた。
 今ではファンドマネジャーの意思決定から約定完了までの時間短縮が優先されるようになってきた。そうなると株価が材料を織り込
む時間は一段と短くなり、副作用で株価の変動幅が大きくなる可能性がある。
 注文執行を任される証券会社は対応を急ぐ。仏ソシエテ・ジェネラル証券はHFT向け顧客業務を行っていたニューエッジ・ジャパン
証券を吸収し、HFT向け高速売買システムを日本の一般の機関投資家に提供する。島本幸治副社長は「高速売買ニーズはます
ます高まる」とみる。
 金融庁は13日、金融審議会市場ワーキング・グループを開き、高頻度・高速売買のHFTに対する規制の議論を始めた。委員から
は「個人投資家の立場では不公平感は否めない」(消費者団体、フォスター・フォーラムの永沢裕美子事務局長)と規制論が相次い
だ。
 不公正な取引を未然に防止するための規制が必要な点は論をまたない。だが高速売買の波は確実に迫っている。その流れに
素直に乗るか、それとも本当のうまみを味わうためにじっと待つか。中途半端な投資行動をとれば成果は上がらない。(土居倫之)

365 :山師さん:2016/05/17(火) 06:08:59.37 ID:k1xfZXPP.net
国債購入、海外勢27%に、マイナス金利導入3カ月、企業・住宅ローン恩恵、預金利息は目減り。
2016/05/17 日本経済新聞 朝刊 2ページ 947文字 書誌情報
 日銀によるマイナス金利政策の導入から16日で3カ月。住宅ローン金利が下がり、企業が資金を調達しやすくなるなどの効果が
見え始めている。ただ企業や家計が実際に投資や消費を増やすかはこれからで、景気や物価への影響はなお未知数。金融市場
のゆがみや銀行収益の悪化などの副作用も目立っており、人々の不安を高めているとの声もある。
 「目立つのは外国人と『日銀トレード』だけ」(東海東京証券の佐野一彦氏)。マイナス金利政策の導入で大きく変わったのが債券
市場だ。
 代表的な10年物国債の利回りがマイナスとなり、主役だった長期投資主体の国内の銀行や生保などが国債に手を出しにくくなり、
存在感が薄れている。代わりに目立っているのが短期売買主体の海外勢。大量の国債を買い取る政策を続ける日銀に事実上高値
で転売する目的で国債を買う「日銀トレード」で、値ざやを稼いでいる。
 債券市場の買い付け額に占める海外勢の割合は3月、比較可能な2004年以降で最も高い27%となりメガバンクを上回った。
国債全体の残高に占める海外の保有比率は昨年末時点で10・6%と初めて1割を超えた。
 将来、日銀が金融政策の正常化(出口政策)を進める局面で海外勢がどう動くかは読みにくい。「金利上昇リスクが大きくなる」(
国内証券)との警戒も高まっている。
 銀行経営にも影を落とす。16日出そろった五大銀行グループの2016年3月期の最終利益の合計額は前の期比5%減。マイナス
金利の影響で、融資や運用でもうけが出にくくなっている。年金基金の運用難、預金金利のさらなる低下――。マイナス金利の副作
用を指摘する声は少なくない。
 もっとも金利低下はお金を借りたい企業には恩恵をもたらす。三井住友ファイナンス&リースはコマーシャルペーパー(CP)と呼ばれ
る短期社債を民間企業で初めてマイナス金利で発行した。
 住宅ローン金利では住宅金融支援機構の長期固定型住宅ローン「フラット35」の5月の適用金利は主力商品の最低金利で年1・0
8%と3カ月連続で過去最低を更新した。メガバンクなど大手5行の3月の住宅ローンの借り換えは約2万件と、前年同月の3・7倍
に急増。4月以降も「不動産と住宅ローンは伸びている」(メガ銀首脳)としており、一定の効果が出ているといえそうだ。

366 :山師さん:2016/05/17(火) 06:13:03.53 ID:uxiJazUc.net
長い、読むのめんどいからもっと手短に書きこしてちょ

367 :山師さん:2016/05/17(火) 06:13:48.41 ID:k1xfZXPP.net
国債購入、海外勢27%に、マイナス金利導入3カ月―景気への効果、評価は割れる。
2016/05/17 日本経済新聞 朝刊 2ページ 379文字 書誌情報
 金利の急低下が、どの程度景気や物価を押し上げるのか。
 大和総研が8日時点の金利をもとにマイナス金利政策の影響を試算したところ、家計全体では預金金利の低下よりも住宅ローン
金利低下の恩恵の方が大きくなった。預金金利の低下で737億円の利息収入が減る一方、住宅ローンの利払い費は5584億円
減る。企業でも利払い負担が減る恩恵の方が大きく、差し引き2749億円のプラス効果があるという。
 ただ企業の現預金は約250兆円と過去最高規模。みずほ総合研究所の高田創氏は「金利が下がったからといって設備投資が
大きく増えるわけではない」と指摘。景気への影響は限定的との見方を示している。日銀は昨年、2年間の異次元緩和による金利
低下で物価が0・6%上昇したとの分析をまとめた。実質国内総生産(GDP)も6兆円高める効果が期待されるとしたがその後、定量
的な分析を公表していない。

368 :山師さん:2016/05/17(火) 06:17:46.36 ID:k1xfZXPP.net
不良債権、前倒し処理、三井住友・三菱UFJ、業績悪化に備え?
2016/05/17 日本経済新聞 朝刊
 大手銀行の2016年3月期決算では、今後の業績悪化に備え始めたととれる動きが散見された。高利益のうちに「隠れ不良
債権」を前倒しで処理するか。大手行の出方は、日本経済に暴風雨が起きるかどうかを占うリトマス試験紙でもある。
 三井住友フィナンシャルグループの決算に違和感を感じた関係者は少なくない。「1410億円の引当金」。グループのカードと
消費者金融で、過去に取り過ぎた利息の“過払い金”に備えたもの。それがなければ、9期ぶりに純利益でライバルみずほに
抜かれずに済んだのに、「なぜ16年3月期に処理したのか?」。
 三菱UFJフィナンシャル・グループも突然、海外融資の不良債権処理を始めた。16日発表した16年3月末の不良債権残高は
4786億円で、1年前の15年3月末と比べ約60%増。主に米州での資源関連の不良債権が1200億円に上った。一部企業向
けでは不良債権比率は17%。16年3月期に積んだ損失額は「750億円」で、17年3月期もほぼ同じ額を積む計画だ。
 2メガが豹変(ひょうへん)した理由は何か。三井住友幹部は「今年度以降、何が起きるか分からない。暴風雨に備えたものだ」
と解説する。三菱UFJ関係者も「会計処理上認められる範囲で、なるべくリスクを消しておきたかった」という。「危機的なことが
起きるかもしれない」という恐怖感への防衛本能ともいえる。とはいえ、2行を除き、そこまで損失処理する銀行はなく、対応は
2つに割れた。足元に目を向ければ日銀からマイナス金利政策への協力を迫られる。“もうけすぎ”と受け止められないような
防衛本能も働いたのかもしれない。(玉木淳)

369 :山師さん:2016/05/17(火) 06:22:27.00 ID:k1xfZXPP.net
マイナス金利「半年以内に効果」、不発なら追加緩和圧力、日銀、民間から厳しい視線(ポジション)
2016/05/17 日本経済新聞 朝刊
 マイナス金利政策の効果を巡り、日銀と民間で温度差が広がっている。百貨店などの小売業界から今後も効果を期待できない
との声が上がっているほか、メガバンクも効果を疑問視する。日銀は2月の導入から半年以内に効果を発揮するという立場をとっ
ているが、効き目が出ないと、秋前までに追加緩和を迫られる可能性がある。
 日銀の黒田東彦総裁は13日の講演で、追加緩和について「効果がはっきりするまで待つことは全くない」と強調した。日銀が
マイナス金利政策を始めたのは2月。総裁は4月の金融政策決定会合後の記者会見で「効果の度合いを見極めることが適切」
と述べ、市場の多くが織り込んだ追加緩和を見送った経緯がある。はたして「効果」はいつ鮮明になるのか。
 内閣府が5月12日発表した4月の景気ウオッチャー調査は、2〜3カ月先の街角景気を示す先行き判断指数が45・5と3カ月
連続で低下した。調査は景気に敏感な百貨店の販売員ら2000人を対象にした。日銀は1月に「消費や投資を刺激する」とマイ
ナス金利導入を決めたが、指数はそれから右肩下がりが続く。
 一方でマイナス金利には肯定的な評価もある。南関東の物流会社の経営者は「借り入れに対する負担が軽くなり、動きやすく
なる」と指摘。四国の住宅販売店が「住宅需要が増えて家具を買ってもらえる」と予想するなど、金利低下でモノの動きが活発に
なるのを期待する声も一部ある。
 ただこうした意見は少数派。目立つのは、効果を疑問視する声だ。近畿の百貨店マネジャーによると「為替や株価が不安定。
様子見の雰囲気が広がっている」。南関東の衣料品店も「消費者は節約ムードに慣れており、どんな影響が出るか不透明」と語る。
 追加緩和見送りで円高が進んだことを懸念する声も多い。神戸の不動産営業は「円高が続くため景気が良くなるとは思えない」
と悲観的。「外国人観光客の伸びが旺盛ではない」(北海道の観光ホテル)などインバウンド消費への影響を心配する意見もある。
 メガバンクも負の効果を見込む。みずほフィナンシャルグループの佐藤康博社長は13日の決算会見で「マイナス金利だけで設備
投資が目に見える形で増えることはない」と指摘。16年度からの新しい中期経営計画では、3年間はマイナス金利が続く可能性
があるという見方を示した。三菱UFJフィナンシャル・グループの平野信行社長も16日の会見で、最大1000億円の減益要因と
明かし「金融市場が不安定ななかで個人の警戒感が増した」と言及した。
 黒田総裁は効果を見極めるために追加緩和を見送った4月の会見で「(効果が出るのは)半年も1年もかかることではない」と
述べた。逆算すると、マイナス金利は秋前までに効果が表れないと理屈があわない。民間がマイナス金利に厳しい目を向ける
なか、6月、7月の日銀の決定会合に注目が集まる。(馬場燃)

370 :山師さん:2016/05/17(火) 06:24:03.34 ID:k1xfZXPP.net
日本株ADR16日、ほぼ全面高 ホンダや野村、京セラが高い
2016/05/17 05:14 日経速報ニュース 103文字
【NQNニューヨーク=岩切清司】16日の米株式市場で日本株の米預託証券(ADR)はほぼ全面高の展開だった。
米株式相場の上昇に連れ高した。ホンダや野村、京セラ、三井住友FG、キヤノンが上げた。NTTは下げた。

371 :山師さん:2016/05/17(火) 09:16:18.46 ID:Pna3gYgf.net
主な成り行き注文(東証・前場)みずほFG46万株の買い越し
2016/05/17 09:10 日経速報ニュース 146文字
 17日の東証1部の前場寄り付き前の成り行き注文で、主な買越銘柄はみずほFG46万株、キリンHD9万300株、
三菱UFJ6万6000株などだった。
 一方、主な売越銘柄は三菱自13万6600株、住友電11万7300株、三井住友FG10万4400株などだった。

372 :山師さん:2016/05/17(火) 14:59:15.92 ID:hWQ0l7QK.net
主な成り行き注文(東証・後場) gumi9.9万株の買い越し
2016/05/17 12:35 日経速報ニュース 150文字
 17日の東証1部の後場寄り付き前の成り行き注文で、主な買越銘柄はみずほFG38万3500株、gumi9万9300株
、野村9万1200株などだった。
 一方、主な売越銘柄はKDDI37万9900株、アステラス26万1400株、ソフトバンク16万7100株などだった。

373 :山師さん:2016/05/17(火) 15:09:48.37 ID:hWQ0l7QK.net
世銀融資、事業の質重視 環境など配慮日本企業追い風、アジア投資銀をけん制。
2016/05/17 日本経済新聞 夕刊
 世界銀行は7月から、途上国などへのインフラ向け融資の審査について、将来にわたる環境や住民への配慮といった質を重視する
姿勢に転換する。世界的に巨額のインフラ需要が見込まれる中で、価格の安さを重くみる現在の入札方式では安全性などが劣るイン
フラが広がりかねないためだ。本格稼働を控えた中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)をけん制する狙いもある。
 インフラ融資を巡り、新たに重視すべき品質に関する項目を盛り込んだ入札のルールを作り、7月に導入する。質重視の世銀融資が
増えれば、安倍晋三首相が掲げる日本企業のインフラ輸出強化に追い風になる可能性があり、日本政府が世銀側に審査の見直しを
強く働きかけてきた。
 米欧先進国も足並みをそろえており、今月下旬に開く主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)でも首相は「質の高いインフラ投資」を掲げ
、世銀も改革の具体化を進める。
 新ルールでは従来の「建設費」に加え、二酸化炭素(CO2)の排出量や建設地の地域住民への配慮、企業の技術力といった価格
以外の要件を複数設定する。
 各国企業の連合体などはアジア、アフリカなどの新興・途上国でダムや発電所などの巨大プロジェクトに入札し、世銀は落札した
連合体に低利で長期融資している。新ルールの下で世銀は環境など品質に関する評価の配点割合を最大5割とし、条件を満たさ
ないプロジェクトには融資しない。
 価格面でも「入札時の建設費が安い」という視点だけでなく、将来にわたる維持管理や補修費が適切に盛り込まれているかを審査
する。
 融資改革の背景にはAIIBの存在がある。AIIBは迅速な融資審査を強みに新興・途上国から一定の支持を集めており、質の面で
開発融資のハードルが下がるとの懸念を世銀などは強めている。
 中国が昨秋受注したインドネシアの高速鉄道案件では、受注後に中国人作業員が無断で地質調査を進めるなどして混乱が広が
っている。
 世銀はAIIBと協調融資などで連携していく構え。透明性の高い入札や融資審査を設け、開発金融分野で中国の影響力が強まり
過ぎないようけん制する。
 日本の世銀への出資比率は7・2%と米国(16・7%)に次いで2位。中国が4・6%で3位だ。だが世銀が融資をつけたインフラ
案件のうち日本が受注できたのは15年に13件と全体のわずか0・1%にすぎない。金額ベースでも1億2000万ドルにとどまり、
出資比率の割に存在感は薄い。
 価格面では中国やインド、韓国企業が優位に受注を進めており、日本の経済界には世銀改革を通じて「日本企業の商機が大きく
広がる」との声もある。

374 :山師さん:2016/05/18(水) 06:03:51.66 ID:DTXKP4A1.net
強まる「株主還元」頼み 投資家の守勢鮮明に(スクランブル)
2016/05/18 02:00 日経速報ニュース 1078文字
 決算発表シーズンを終えた東京市場で、日経平均株価は続伸した。4年ぶりの経常減益となった割には底堅いが、相場の体温
は低い。商いは盛り上がりを欠いたまま。積極的な買い手が現れないなか、関心が集まるのは配当や自社株買いといった株主
還元銘柄。株主還元頼みの市場の構図が一段と強まっている。
 還元関連で買われる銘柄は枚挙にいとまがない。この日は三菱UFJフィナンシャル・グループが1.3%高で引けた。前日の決算
発表で今期の純利益見通しを1割減としたが、投資家は減益よりも同時に発表した1000億円の自社株買いに反応した。先週末に
自社株買いを発表した住友電気工業も続伸。2日間の上昇率は16%に達した。
 野村証券の推計では、配当と自社株買いを合わせた「総還元額」は2016年度に17兆円と昨年度よりも1兆円増え、3年連続で
過去最高になる見通し。実際、決算が一巡した16日までに設定された自社株取得枠の額は1.7兆円と昨年の同時期(1.5兆円)を
上回るペースだ。
 企業統治改革の流れで、膨らんだ資本を配当や自社株買いで減らす動きは一段と広がる。相場が下げる局面でも、「企業は豊富
な資金を使って自社株買いする余地がある」(野村の西山賢吾氏)。減益でも配当を増やす企業も目立つ。こうした安心感が還元
銘柄人気を支えている。
 株主還元が好感されるのは相場上昇をけん引するテーマが見当たらない裏返しの面もある。世界景気への警戒感が根強く、円高
リスクがくすぶるなか、投資家は消去法的に還元銘柄に注目せざるを得ない。薄商いが続く背景には投資家が銘柄を絞り込み、
守りに徹する姿勢が透けてみえる。
 自社株買いの市場での存在感は増す一方だ。企業が新株発行を伴うエクイティファイナンスで調達した額と、自社株買いで市場
から引き揚げた額を比べてみると、1〜3月に差し引きで引き揚げた額は1兆2700億円で、金融危機の前夜の07年以来の大きさだ。
 もっとも、株主還元が注目されるのは日本ばかりではない。米国では16日、ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャ
ー・ハザウェイが約10億ドル(約1100億円)を、配当重視にカジを切るアップル株に初めて投資したことが明らかになった。
 世界が低成長時代を迎えるなか、「将来の収益成長よりも、過去の成長で積み上げたキャッシュの方が信頼できると考える
投資家は多い」(みずほ投信投資顧問の柏原延行氏)。ただ自社株買いによる株価の押し上げ効果は2〜3カ月とされる。成長資金
を企業に供給するはずの市場を企業自身が支える構図には危うさが漂う。(富田美緒)

375 :山師さん:2016/05/18(水) 06:06:04.73 ID:DTXKP4A1.net
銀行は逆風にひるまず成長に貢献を(社説)
2016/05/18 日本経済新聞 朝刊 2ページ 948文字 書誌情報
 マイナス金利政策、そして世界と日本の経済減速という二重の逆風が吹く。メガバンクや地方銀行が発表した2016年3月期
決算は、金融機関が直面する厳しい経営環境をうつした。
 3メガ銀など五大銀行グループの17年3月期の最終利益は前期に比べて5%減と、3期連続の減益を見込む。地銀の多くは
2ケタの減益を予想し、利益がほぼ半減するとみるところも少なくない。
 日銀が導入したマイナス金利政策で市場金利が低下し、貸し出しの利回りが下がった。預金金利をマイナスにするのは困難な
ため、利ざやが縮まり収益を圧迫する。
 三菱UFJフィナンシャル・グループの平野信行社長は今期に利ざや圧縮だけで350億円、運用商品の販売鈍化などの影響も
含めれば1000億円の減益要因になるという。金利低下で借り換えを中心に住宅ローンの需要が回復し始めたが、円高や世界
経済の不透明感もあって企業の設備投資の意欲はいまひとつ盛り上がらない。
 マイナス金利は企業などが借り入れをしやすくしてお金を循環させ、経済を刺激する効果を狙っている。つなぎ役の銀行は逆風
にひるまず役割を果たしてほしい。
 成長分野を見極めて企業に資金やノウハウを効果的に提供する。個人の顧客に幅広い投資商品について情報を提供し、中長
期の資産形成を親身になって手助けする。地道な努力の積み重ねでビジネスの実績をあげていくべきだ。
 「マイナス金利の負の影響をむしろプラスにする環境を作る」とみずほフィナンシャルグループの佐藤康博社長は言う。トップの
経営改革の掛け声は現場に伝わっているか。横並びの金利競争やノルマ主義の販売競争といった消耗戦が続いていないか。
検証がいる。
 金融庁は昨年からメガバンクや地域金融機関の取引先企業を対象にヒアリングを進めている。「上から目線で顧客優先という
感じがない」「支店の業績のために短期の借り入れを要請された」といった、銀行の態度に対する顧客からの率直な批判が集ま
っている。
 より厚い自己資本を積むよう求める金融規制の強化、金融とIT(情報技術)の融合で効率的なサービスを提供する「フィンテック」
の台頭など、銀行を取り巻く試練は数多い。マイナス金利を重荷でなく変革の突破口ととらえ金融面で経済成長を後押しする。
そうした貢献を各行に求めたい。

376 :山師さん:2016/05/18(水) 06:10:36.12 ID:DTXKP4A1.net
地銀、8割超が減益、上場83行、今期見通し、マイナス金利で利ざや縮小。
2016/05/18 日本経済新聞 朝刊 5ページ 1079文字 書誌情報
 地方銀行83行の2016年3月期の連結純利益の合計は前の期比8%増の1兆1900億円だった。3年連続の1兆円超え。
不良債権処理費用の減少や株式などの売却益が利益を押し上げたが、一部地銀の統合で出た特殊要因がプラスに働いた面
が強い。マイナス金利政策の影響が本格化する17年3月期はさらに厳しさを増し、利ざや縮小などで全体の8割超が減益を
見込んでいる。
前期は8%増益
 上場している地銀グループの決算(一部単体)を集計した。16年3月期は倒産の減少や取引先の経営改善に伴い不良債権
処理費用が少なくて済んだほか、保有株式を売って利益を出す動きが目立った。この結果、08年のリーマン・ショック後の最
高益を更新したが、鹿児島と肥後両行の統合に伴う特殊な利益を除くと、わずかながら減益に転じる。
 貸出金残高は約226兆円と前の期比4%増えたものの競争激化で利ざやは縮小。貸出金利息収入は3%減った。SMBC
日興証券によると、大手地銀18行の貸出金利回りは前の期比0・08ポイント、低下した。本業での苦戦を補うはずの投資信託
や保険の販売などに伴う手数料収入も横ばいにとどまり、順風下での最高益更新という構図にはなっていない。
 マイナス金利の影響が通期できいてくる今期はより厳しい。「資金利益全体で30億円の減少を見込む」(武蔵野銀行の加藤
喜久雄頭取)、「マイナス金利で3%程度の負の影響がある」(常陽銀行の寺門一義頭取)。決算会見の席上、各行のトップは
異口同音にマイナス金利による利益の押し下げに言及した。
「益出し」活発に
 各行とも株式や債券の売却による「益出し」を織り込むが、それでも今期の純利益見通しは比較可能な地銀の合計で前期比
10%減の9500億円程度。前期実績を下回るのは、赤字に転落した09年3月期以来8年ぶりだ。実に69行が最終減益を見
込む。SMBC日興証券の佐藤雅彦アナリストは「金融政策次第でさらに計画の下振れリスクもある」と指摘する。
 マイナス金利で苦戦するのは五大銀行と同じだが、海外事業が小さい分、地銀の収益に与える影響は大きい。金融庁が地銀
12行を対象に実施した収益分析によると、地銀の金利収入全体の半分は、預金者に支払う低い金利と銀行同士で資金を融通
しあう市場金利との差。企業や個人向け貸し出しに伴う「本業」の利ざや収入は残りの半分という結果だった。
 金融庁は地銀各行が金利競争にしのぎを削っている現状を懸念している。地域密着で取引先を開拓し、本業の経営支援に
地道に取り組むことで「結果的に金利収入や手数料収入を確保できる」(幹部)とみている。

377 :山師さん:2016/05/18(水) 06:12:15.33 ID:DTXKP4A1.net
三菱UFJ、人民元決済網に接続、邦銀で初。
2016/05/18 日本経済新聞 朝刊 5ページ 503文字 書誌情報
 三菱東京UFJ銀行は17日までに国際的な人民元決済システムの接続認可を中国当局から邦銀で初めて取得した。6月から
地方銀行などが顧客企業の国際送金に活用できるサービスを始める。従来と比べ取引あたりの手数料が千円強安くなり、数日
かかっていた決済期間も将来は即日に短縮できる。利便性が高まり、国内企業の人民元取引が広がる可能性がある。
 同行が参加するのは中国が2015年10月に運用を始めた「クロスボーダー人民元決済システム(CIPS)」。海外の金融機関
が中国国内の決済システムに直接接続し、送金の手続きを大幅に簡素化できる。外資系銀行19行が参加している。
 新サービスのメリットを享受するのは地銀。これまでは顧客企業の送金を香港経由で決済し、中国の現地銀行に取引あたり
千円強の手数料を支払っていたが、新サービスを使えば、CIPSを通じて直接中国に送金できる。手続きの時間が短くなり、
取引の確認もやりやすくなる。
 中国から日本への輸入総額は15年度で約19兆円。10年で1・5倍に増えた。三菱東京UFJ銀は貿易取引のほか、企業に
よる買収資金の払い込みなどにも対象を広げ、東南アジアなどでも展開できるようにする。

378 :山師さん:2016/05/18(水) 07:22:29.89 ID:DTXKP4A1.net
http://diamond.jp/articles/-/90513
共著で関わらせていただいた『下流中年』(SB新書)が好調で、発売から3週間も経たないうちに3刷りが決まったという。
講演会場へ持って行くために20冊購入を希望したら、著者に売る在庫さえないと言われた。
 やはり、働き盛りの世代には「他人事ではない」と実感している人が潜在的に数多くいることを改めて実感させられる。

非正規になって貧困化した
中年層が直面する厳し過ぎる現実
 同書は、1970年以降に生まれた「就職氷河期」世代を中心に、新卒時に思うような就職ができないなどの理由で、
契約社員や派遣社員として「不本意な非正規労働」を余儀なくされてきた中年層に光をあてている。
 こういう話を紹介すると、会社を辞めたのも、非正規になったのも、貧困化したのも「自己責任なのだから、社会のせいにするな」という趣旨の批判がよく寄せられる。?
 しかし、ネット上の書評には、<48歳の正規で働いていた人が、老親に介護が必要になり、いったん会社を辞めるというのは自己責任でしょうか>などと擁護する声も少なくない。
 一旦、非正規雇用の身になると、そこから正社員に這い上がることが社会構造的にもなかなか難しい「非正規スパイラル」に陥る。
 非正規労働者は、賃金が低いだけでなく、雇用保険や健康保険などに未加入の場合が多く、ボーナスや退職金に至っては、ほとんど支払われることもない。
雇用も期限で区切られていることが多く、将来のライフプランが見通せないのだ。
 「雇い止め」などで仕事を失えば、たちまち「貧困中年」に陥り、生活保護での生活や、引きこもるきっかけにもなっている。
第1章の雨宮処凛さんと萱野稔人さんの「生きづらさはどう変わったのか」についての対談では、2008年に廃業した人材派遣会社「グッドウィル」の日雇い派遣で当時、
1日2回転する働き方をして月約30万円稼いでいたという男性が、今も禁止になったはずの日雇い派遣で引っ越し作業などをしていて驚いたという話が紹介され、
派遣法改正後も何も変わっていない現実が語られている。
 第2章の赤木智弘さんは『我々はいかにして「下流中年」にさせられているのか?』の中で、バブル崩壊の余波を全身でかぶり、学生時代のバイト代と変わらない
賃金を得ながら何とか生き延びてきた「下流中年」とは、“企業という「神」に選ばれなかった存在である”と説明する。
 そして、東日本大震災が起きたとき、避難所でホームレスが追い出されたという話を受け、家がないという状況は、家を失った人も、そもそも家を持たない人も同じであるはずなのに、
“結局「持っていた人が失う」ことに対する同情は強くとも、「そもそも持っていない人」に対する同情が足りないのが、今の日本の現実”なのだと指摘する。
 第3章に登場する阿部彩さんは、『それでも、「下流転落」に脅えることなかれ』の中で、高齢者の貧困率は改善されてきているものの、女性や20〜24歳をピークとする若者層、
中年層の貧困率は増えていると、データに基づき紹介する。
 阿部さんは厚労省の研究者だった当時、孤立について、中年層の調査がないことに着目。「会話の頻度」や「社会的サービスを受けられるかどうか」などを統計的に調べたものの、
その後の政権交代で関心が薄れてしまい、注目されなかったと話す。しかし、社会的に孤立した人々の過去で圧倒的に多かったのは、不登校や学校・職場でのいじめ、
うつや引きこもり経験がある人たちで、「過去の社会的排除の経験を、挽回できる場がなく、ここまできたという状態」だったという。

379 :山師さん:2016/05/18(水) 07:23:00.39 ID:DTXKP4A1.net
下流中年になるか、ならないかは表裏一体
 筆者は、第4章の「12人のリアル」を分担した。
 実際に出会った方々は、それぞれの状況や背景は違うものの、話を聞いていて感じたことがある。
 10時間以上働かされて、月収10万円余りで何とか生活を維持している人がいた。しかし、自分が食うのに精いっぱいの生活で、親元に仕送りできる余裕もない。
そんな非正規の仕事もいつ切られるかわからない不安定な環境で、結婚したいという希望はあるものの、現実には家庭を持つことも子どももマイホームも、とっくに諦めていた。
 別の都内在住の元会社員は、結婚式に1度も行ったことがない。九州にも北海道にも行ったことがない。同窓会にも行けず、着ている服や靴のファッションや休日の過ごし方にも、
同世代の人たちとの差を意識させられる。
 「僕も順調に歩んでいたら、そうだったんだろうなと思う。周りの人たちが普通に得てきたものを、自分が得られなかったという格差を感じるんです」
 そう男性は、打ち明ける。
 収入だけの違いではない。
 「得られなかったものがあったとしても、立ち位置が違ったとしても、“仕事として面白みがあるとか、居心地がいい職場というだけでも良かった”」と明かす人もいる。
 「持てる者」と「持たざる者」との格差は、想像がつかないほど大きいものがある。しかし、その「差」とは、過去の「いじめに遭った」とか「理不尽な目に遭った」とか、
ちょっとした違いからくるものだ。
 今は「レール」の上にいる人たちも、これから先、何が起きるかわからない。誰でも「転落」のリスクはあって、実は、誰もが「表裏一体」のところにしがみついて生きている。
 にもかかわらず、1度レールから転がり落ちると、雇われる生き方で働かされる限り、2度と這い上がることは許されず、「敗者復活」できる道筋は用意されていない。
それが、今の社会の現実だということを、当事者たちは教えてくれる。

中年層の貧困化によって
高齢者・子どもを支えられない現実
 編集部によると、同じ中年世代からの反応がかなり多いようだ。
 “非正規4割時代”にあって、なかなか正規社員に就けないのに「自己責任だから」と排除される。自分たちの世代は、そんな「分断社会の犠牲者」なのではないかとの感想も寄せられた。
 また、ベーシックインカムや人工知能などの登場によって、必ずしも稼ぐために働かなければならなくなる必要がなくなれば、もっとより良い社会になるの
ではないかという未来を期待する声もあったという。
 『老後破産』や『下流老人』では、我々がこれから高齢化社会に向かっていく中での貧困の課題を突きつけられた。また、最近では「子どもの貧困化」も問題になっている。
 しかし、こうした高齢者たちを介護などで養うことや、子どもたちを家庭や教育で世話していく立場である働き盛り世代の中年層が貧困化していることによって、
高齢者や子どもたちを支えきれなくなっている。
 こうした「中年層の貧困化」にも目を向け、しっかり実態調査を行って、不十分なセーフティネットを構築していく時代になったのではないだろうか。

380 :山師さん:2016/05/18(水) 09:18:53.72 ID:DTXKP4A1.net
主な成り行き注文(東証・前場)野村が13万株の売り越し
2016/05/18 09:01 日経速報ニュース 128文字
 18日の東証1部の午前の取引開始前の成り行き注文で、主な売越銘柄は野村が13万株、丸紅が11万株、
三菱UFJが9万株だった。
 一方、主な買越銘柄はみずほFGが70万株、りそなHDが12万株、国際石開帝石が9万株だった。

381 :山師さん:2016/05/18(水) 10:08:10.32 ID:DTXKP4A1.net
<東証>三菱UFJが3%高 GDP強含みで追加緩和観測が後退
2016/05/18 09:56 日経速報ニュース 432文字
(9時55分、コード8306)続伸し、前日比15円70銭(3.1%)高の519円80銭まで上昇した。朝方発表の2016年1〜3月の
実質国内総生産(GDP)速報値が年率換算で前期比1.7%増と2四半期ぶりにプラス成長となり、株価の支援材料に
なったとの見方が出ている。国内景気の良好さに加え、早期の追加金融緩和の思惑がいったん遠のいたことも買い
材料となった。マイナス金利政策が預貸利ざやの縮小を招いている銀行株にとって、収益環境の一段の悪化懸念が
和らいでいる。
 もっとも、経済情勢の低調さは変わりない。みずほ信託銀行の中野貴比呂シニアストラテジストは1〜3月期のGDP
について「うるう年効果を除いたベースでも市場予想を上回ったが、金融政策の必要性を打ち消すほどの力強い伸び
ではない」と指摘した。日銀の金融政策姿勢については「マイナス金利政策の拡大を急がない材料にはなりそうだが、
金利環境の先行きへの警戒は残るだろう」と指摘していた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

382 :山師さん:2016/05/18(水) 12:12:47.69 ID:NrRNQNg2.net
日経平均、上げ幅100円超える 銀行株や値がさ株に買い
2016/05/18 10:42 日経速報ニュース 270文字
 18日午前中ごろの東京株式市場で日経平均株価は再び上昇に転じた。前日比の上げ幅は一時100円を超え、
1万6757円まで水準を切り上げた。朝方発表の2016年1〜3月期の実質国内総生産(GDP)速報値が市場予想
を大幅に上回り、日銀による早期の追加金融緩和への観測が後退した。マイナス金利の拡大による利ざや縮小
が回避できるとの見方で、三菱UFJやみずほFGなど銀行株が買われ指数を押し上げている。
 株価指数先物も断続的に買われており、ソフトバンクが上げに転じるなど値がさ株に裁定取引に伴う買いが
入っている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

383 :山師さん:2016/12/09(金) 18:08:12.59 ID:FmZPckf31
りそなな

384 :山師さん:2017/05/06(土) 10:49:56.29 ID:YfLZOQi0b
ほほおう

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