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Sony Mobile 次世代Xperia 総合167

148 :SIM無しさん:2018/02/12(月) 13:02:10.96 .net
住友化学や昭和電工など日本の素材各社が曲がる有機ELパネル材料に本格参入する。ガラスの代わりにスマートフォン(スマホ)の表面を覆う樹脂製フィルムや特殊インクを使ったタッチセンサーを開発した。日本メーカーは電子製品の世代が代わるたびに新素材を世界に提供しており、曲がる有機ELパネルでもリードする構図が鮮明になっている。


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 折り畳んで持ち運び、見開いて使うスマホは韓国サムスン電子や中国メーカーが開発を急いでおり、2018年中にも市販が見込まれている。動画の視聴やウェブ閲覧では広げて大画面を利用できる。「フォルダブルスマホ」と呼ばれ、買い替えサイクルが延びているスマホ業界で、今後の主要製品の一つになる可能性がある。

 表示装置である有機ELパネルに使う材料をガラスから曲がる樹脂などに代えることで折り畳みが可能になる。曲がる有機ELパネルもサムスンを筆頭にパネルメーカー各社が開発中。20万回以上も折り曲げ可能な耐久力が必要で、高機能の素材技術に強い日本メーカーが供給の大半を担う見通しだ。

 住友化学は従来ガラスだった表面のカバーに使うフィルムを開発した。色が変わりにくく、透明度が高い。擦り傷がつきにくい特徴もある。偏光板などの材料で取引のあるサムスンなどでの採用を目指す。カバーフィルムは富士フイルムも開発中だ。

 昭和電工は指先の操作を感知するタッチセンサーフィルムに参入する。銀を用いたインクで微細な配線を施した。従来はITO(酸化インジウムすず)と呼ぶ電極膜で感知する仕組みが一般的だが、金属のため折り曲げに弱い。タッチセンサー大手のNISSHAも銀インクを使った曲げられる電極膜フィルムを開発中で、中韓向けにシェア拡大を狙う。

 宇部興産とカネカはガラスに代わって回路を形成する基板用のフィルム材料に本格参入する。韓国や中国のパネルメーカーに試作品の供給を始めた。耐熱温度がセ氏400〜500度あり、曲げ強度も高いポリイミド(PI)という樹脂を加工してフィルム状にした。宇部興産は提携しているサムスンへの供給拡大を目指す。

 日本の素材メーカーは液晶パネルや有機ELパネル、リチウムイオン電池など電機製品の新技術が生まれるたびに適した材料を供給してイノベーションを促してきた。しかし部材によっては中韓メーカーの追い上げを許して利益が徐々に下がる傾向がある。

 民生用のリチウムイオン電池も当初、電解液など4部材の大半を日本メーカーが供給したが今では中国勢と競う。曲がる有機ELの材料は当面、日本メーカーの独壇場で市場が広がれば収益も大きい。

 調査会社の英IHSマークイットによると、スマホやウエアラブル端末などに搭載する中小型の有機ELパネルの出荷台数は22年に9億2150万台と、17年の2倍に増える。自動車のインパネに沿って設置する構想もあり、柔軟性のあるタイプの有機ELパネルが過半を占めるとされる。

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