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日本文化チャンネル桜54

517 :てってーてき名無しさん:2016/02/15(月) 17:28:22.53 ID:???.net
『「衝動」に支配される世界』(著 ポール・ロバーツ)レビュー
http://ameblo.jp/kattann2525/entry-12116850621.html

なお著者は保守派を擁護しながら、倫理や社会規範が崩壊する中で人々や社会の精神的荒廃や、
それにともなう社会問題の増加を憂う保守派の懸念ももっともである、と共感を示します。
しかし、一方でその保守派の問題点は、そういった様々な社会的コミュニティや倫理の崩壊を問題視しながら、
彼ら保守派の選択した市場原理主義的な改革はむしろ状況を悪化させただけだったことと指摘します。

しかし、多くの保守派が推進してきた解決策は、驚くほど逆効果だった。
ジェリー・ファルエルら社会保守派による宗教的なモラル改革運動は、古めかしく非現実的だとして、有権者に見限られた。
しかし、もっと問題があったのは、レーガンら自称「財政面で保守的」な人々が行った経済政策だった。
すなわち、規制や制度などで調整せずに、過激な個人主義と熱狂的な自由市場を取り入れたのである。
結局は、こうした政策が、保守派が守ろうとしていた社会的価値をさらに崩壊させることになった。
だが、自由市場のイデオロギーが社会を引き裂き、雇用市場を叩きのめし、所得の不平等を拡大し、
家族やコミュニティや自立を目指す人々の生活をひどく困難にしても、保守派は効率市場に対する信仰に近い忠誠を崩さず、
自由市場によって起こる矛盾や巻き添え被害を無視するよう求めた。
あるいは、自然界の秩序なのだと、無理にでも正当化しようとした。左派が常に市場を疑いすぎると言うなら、
保守派はその正反対の間違いを犯していた。

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