世界の国家間の問題に対しての新たな見地

幻実

レポートに書いた内容を後日わかりやすくまとめた書きかけのものなんで、細かいことは気にせず

以下

国、民族など、人間社会は一人一人の人間の営みで作られている。ドットのような人間の行動、言葉を介する信号の送受信ネットワーク。
一方、人間の脳は神経細胞一つ一つの簡単な動作で成り立っている。ドットにも満たないニューロンの動作、単純な生体化学の信号の送受信ネットワーク。

それは、両者、単純な物理現象(神経細胞──生体化学的信号の送受信。または、人間の営み──言葉を介する信号の送受信)も高度に集積、ネットワーク化すれば
それぞれ、一つの民族・社会または、脳・人格(互いに対応関係にあるもの)を作ることができるということを表している。

前者なら人間一人一人の営みが脳や人格を作るとも言える。
人間社会において人と人とのつながりが複雑なネットワークとなっていることを考えると、人間一つ一つをニューロンとして、その結びつきが
全体として脳に近似した何かになるだろうという結論を得るのに難くなく、

後者なら神経細胞の動作が脳としての働きを作るが、それは民族多様性かと思えるような様々な脳の機能分化を見せ、
またその機能それぞれの折り合いや共存、足の引っ張り合いや不協和関係などは、まさに社会のありようであり、神経細胞が民族、社会を作ると言える。

人間のネットワーク、社会の枠組みを「脳」と捉えて、社会におけるこれまで解けなかった諸問題を解釈、分析、対応しようというこの新たな見地を、「全体脳」と呼ぶことにする。
(逆に脳を社会構造としてとらえて処理する見地は、「脳秩序」と呼ぼうと思うが、ここでは「全体脳」のみについて記述する)