■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
【情報科学】量子コンピューター開発に集中投資へ 文科省方針
- 357 :名無しのひみつ@\(^o^)/:2017/09/05(火) 11:25:09.51 ID:zX/S61EY.net
- 仮に量子計算機が大規模に作れたとしても、
それの出してきた答えが正しいことを検証することが
果たして容易かどうか。
古典計算機でのNPの問題は、解を見つけるのは(多項式時間ではおそらく無理で)
莫大の計算の手間が掛かるが、ある解の候補が真の解であるかどうかの判定は
(多項式時間で決定できて)簡単だというもの。
しかし、むやみやたらと極小点のある多変数の最適化を考えてみると、
ある点が最小値を与える解の候補を出して来られても、それが本当に
真の最小値であることを確実に検証するには、やはりうんと手間が掛かるだろう。
特に最小値に近い極小値を持つ点がやたらに多い場合には。
だから、なんでもかんでも量子計算機にすればたちまち高速に確実な解が
求まるということは望めないのじゃないか。どうしても、確率的な答え、
たとえば99.999%の確度で最小点だ、というような結果になるのでは?
確度を増すには、計算量をどんどんと増やして(時間をかけて)、誤謬の
確率を減らすという感じになるのじゃないかね。
つまり、「実験」に近い感じの話になるのではなかろうか。これが最小だと思って
いても、何年も何十年もさらに計算させていると、もっと小さい値をとる点が
見つかったりなど(ただしその新しい値と古い値との差は極わずかというような感じ)。
そうしてその「もっと小さい値をとる点」が本当の最小値かどうかはやはり分からない。
またさらに時間をかけると、ホンのちょっとだけより小さい値が見つかる可能性も
わずかにあって、。。。。というような具合だったら。。。。
現実的には、それほど違いがなければ、真の最小値・最小点でなくても良い
などということになるのだろうが。
総レス数 628
210 KB
新着レスの表示
掲示板に戻る
全部
前100
次100
最新50
read.cgi ver 2014.07.20.01.SC 2014/07/20 D ★