2ちゃんねる スマホ用 ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

【サザエ】 学名なく「新種」 岡山大准教授[05/19]

8 :名無しのひみつ@\(^o^)/:2017/05/19(金) 23:47:45.73 ID:GHFORX+N.net
別ソース
驚愕の新種! その名は「サザエ」 〜 250年にわたる壮大な伝言ゲーム 〜
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id468.html
岡山大学大学院環境生命科学研究科(農)の福田宏准教授は、欧米の古文献を再調査した結果、
日本では食用として広く知られている貝類のサザエが、これまで有効な学名をもたず、
事実上の新種として扱われるべきであることを解明し、
サザエの学名を新たに「Turbo sazae Fukuda, 2017」と命名しました。
本研究成果は5月16日、日豪共同刊行の軟体動物学雑誌「 Molluscan Research 」電子版に公表されました。
サザエは、日本ではアサリやシジミと並んで最もよく知られた貝類であり、
国民的アニメーションの主人公の名前にもなっています。
しかしそのような種ですら、我々人類はアイデンティティを正しく把握できていなかったのです。
このことは、生物の種の正確な識別と同定がいかに困難であるかを示す一端として示唆的です。

<本研究成果のポイント>
○地球上に存在するあらゆる動物の種のうち、学名のない種(未記載種)は、万国共通の国際動物命名規約に即し、
新種として学名を記載・命名されなければ、生物学上、正式に認知されたことにならない。
○今日に至るまでサザエの学名は、1786年に英国の僧侶兼博物学者ライトフットが命名したとされる
「Turbo cornutus」が用いられてきたが、実はこの名は中国に産する別種ナンカイサザエに相当し、
サザエではなかったことが今回初めて判明した。
○この混乱は、英国の貝類学者リーヴが、1848年に誤ってナンカイサザエとサザエを混同し、
サザエを「Turbo cornutus」と呼んだことに端を発する。
これ以後約170年にわたり、世界の貝類研究者全員がリーヴの誤同定に引きずられてきた。
○リーヴは同時に、シーボルトが日本で採集したサザエを「Turbo japonicus」と命名したが、
その際になぜかモーリシャスに産する全く別の種と混同し、
後発研究者によってこの学名はモーリシャス産に固定されてしまった。
国際動物命名規約のルールに従えば T. japonicus はモーリシャスの種の学名であり、もはや日本のサザエには適用できない。
○ナンカイサザエは1995年にサザエと識別され、新種「Turbo chinensis」として記載されたが、
この時記載されるべきだったのはナンカイサザエではなくサザエの方だった。
T. chinensis は T. cornutus の不必要な新参異名であり、無効名である。
○結局、サザエには、史上一度も有効な学名が与えられたことがない。
つまりサザエは、驚くべきことに、事実上の新種である。よって今回サザエを「Turbo sazae」と命名した。

図1.日本産サザエ(有棘型
https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press29/press-170519img1.png

図2.中国産ナンカイサザエ(有棘型)
https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press29/press-170519img2.png

総レス数 92
22 KB
新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver 2014.07.20.01.SC 2014/07/20 D ★