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【生物】「働かない働きアリ」は集団の存続に不可欠 全員が働くと全滅

1 :野良ハムスター ★@\(^o^)/:2016/02/16(火) 21:03:23.49 ID:CAP_USER.net
北海道大などの研究チームが発表

コロニー(集団)の中に必ず2〜3割いる働かない働きアリは、他のアリが疲れて動けなくなったときに
代わりに仕事をし、集団の長期存続に不可欠だとの研究成果を、北海道大などの研究チームが16日、
英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に発表した。

これまでの研究で、働くアリだけのグループを作っても、必ず働かないアリが一定割合現れることが
確認されている。仕事をする上では非効率な存在で、働かないアリがいることが謎だった。

自然界では、働きアリが全て同時に働かなくなると、必要な卵の世話が滞ってそのコロニーが
滅びてしまう。チームは日本全国に生息するシワクシケアリを飼育し、1匹ずつ異なる色を付けて
個体識別した上で1カ月以上にわたって8コロニーの行動を観察。最初よく働いていたアリが
休むようになると、働かなかったアリが動き始めることを確認した。

さらに、コンピューターシミュレーションで、1コロニー75匹の働きアリが全て同じように
よく働き、疲れがたまるペースも一緒のケースと、働き度合いがばらばらのケースを比較。
勤勉なアリだけのケースでは一斉に疲労で動けなくなってコロニーが滅びてしまうのが早く、
働かないアリがいる方が長続きする傾向があった。

チームの長谷川英祐・北海道大准教授(進化生物学)は「働かないアリを常駐させる非効率的なシステムが
コロニーの存続に欠かせない。人間の組織でも短期的な効率や成果を求めると悪影響が出ることがあり、
組織を長期的な視点で運営することの重要性を示唆する結果ではないか」と話す。【大場あい】

http://mainichi.jp/articles/20160217/k00/00m/040/067000c

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