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【進化生物学】コノハチョウ擬態の謎、解明か

183 :名無しのひみつ@\(^o^)/:2015/01/29(木) 02:26:18.83 ID:icQNxFix.net
>>172
混合遺伝「のように見える」だけであって混合の考え方だと間違いなんだよ

>>169の例でどう間違っているか考えてみようか

「1」が「0」と子を作ったときに「0.5」になる
ここまでは正しい

次の世代が、みな「0.5」だらけなら、その次の世代も「0.5」だけになる
これが間違い

もし仮にメンデル遺伝する一つの遺伝子座の対立遺伝子だとするなら、
次の世代は「1」、「0.5」、「0」の3種類になる

そして、一つではなく多くの遺伝子座が関係していて混合遺伝のように見える場合も
各遺伝子座について上記のような3種類の値をとるので
その合計としては「1」から「0」までのいろいろな値をとることになる

ちなみに突然変異でいきなり「1」は生じ得ない
(というか>>1の論文でもそう書いてあると思うが)
1遺伝子座で考えると父親からの遺伝子と、母親からの遺伝子、
どちらかに変異が生じて子がヘテロの変異体「0.5」として生じるわけだ

そして、その「0.5」は周りが「0」とつがうと、「0」と「0.5」の子を半々で残す
つまり薄まって消えていくということは基本的にないわけ
(正確には確率論の話になるが)
これについてはハーディ・ワインベルグの法則などを調べると理解が進むだろう

ま、そういわけで混血児の喩えでも
全員が0.5になるなんてことはなくて、色んな値を取る

そうしたいろいろな値のうち、低い値の奴が鳥に食われることで
全体の平均値が「1」に近づいていくわけ
そして、その中でさらに変異が生じることで「1」以上の値を取る個体も生まれる

そうやって擬態が進んでいくのさ

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