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【惑星科学】ハビタブルゾーンの巨大惑星、地球型?金星型?

1 :Cancer ★@\(^o^)/:2014/07/01(火) 07:19:56.08 ID:???.net
ハビタブルゾーンの巨大惑星、地球型?金星型?

【2014年6月30日 ニューサウスウェールズ大学/惑星生息可能性研究所】

豪大学の研究チームが、16光年彼方の暗い星を回る惑星「グリーゼ832c」を発見した。
地球の5倍以上の重さがあり、濃い大気が熱をかかえこむ金星のような「スーパービーナス」
である可能性が高いという。

グリーゼ832c(想像図)と地球。グリーゼ832cは、厚い雲に覆われた岩石惑星であった
場合を想定して描かれている。クリックで拡大(提供:PHL @ UPR Arecibo)
http://www.astroarts.jp/news/2014/06/30gj832c/gj832c.jpg

豪・ニューサウスウェールズ大学のRobert Wittenmyerさんらが見つけたのは、つる座の
方向16光年彼方にある赤色矮星グリーゼ832を36日周期で回る系外惑星「グリーゼ(GJ)
832c」だ。惑星の重力で振り回される主星の、わずかな動きのぶれから検出された。

GJ 832cは主星からの距離が太陽〜地球の0.16倍前後(太陽〜水星の約40%)と、主星に
近いところにある。液体の水が存在できる範囲(ハビタブルゾーン)からは外れている
ように思えるが、主星は太陽よりもずっと暗いので、GJ 832cはハビタブルゾーン内に
収まっている。ただしGJ 832cは地球の5倍以上の重さがあり、その重力で集められた濃い
大気が熱をかかえこんで灼熱の世界となっている可能性もあるという。もしそうなら、
この惑星はいわば「スーパービーナス(金星の大型版)」といえる。

現在わかっている情報に基づいて、惑星生息可能性研究所(プエルトリコ)が定める
「地球類似性指標」(ESI)を計算すると、GJ 832cはこれまで見つかっている中で3番目に
地球に似た惑星ということになる。だが未確定である体積や大気などの数値次第では
地球とは似ても似つかぬ可能性もあり、今後の確認観測が待たれる。

グリーゼ832にはもう1つ、およそ9年周期でGJ 832cよりも外側を巡る木星型ガス惑星の
存在が知られている。外側に木星型惑星があり、内側のGJ 832cが実際に地球や金星の
ような岩石惑星とすれば、まるで太陽系のようでもあり、その点でも興味深いところだ。

ソース:アストロアーツ(2014年6月30日)
ハビタブルゾーンの巨大惑星、地球型?金星型?
http://www.astroarts.co.jp/news/2014/06/30gj832c/index-j.shtml

原論文:Astrophysical Journal/arXiv
R.A. Wittenmyer, et al. GJ 832c: A super-earth in the habitable zone.
http://jp.arxiv.org/abs/1406.5587

プレスリリース1:University of New South Wales(27 June 2014)
Nearby Earth-like planet found
https://newsroom.unsw.edu.au/news/science/nearby-earth-planet-found

プレスリリース2:Planetary Habitability Laboratory(Jun 25, 2014)
A Nearby Super-Earth with the Right Temperature but Extreme Seasons
http://phl.upr.edu/press-releases/gliese832

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