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【発生】受精卵の分裂開始の分子メカニズムを解明、不妊の新しい診断・治療法に期待/九大

1 :エタ沈φ ★@\(^o^)/:2014/04/28(月) 20:10:17.87 ID:???.net
 脊椎(せきつい)動物の受精卵が分裂を始めるメカニズムを分子レベルで解明したと九州大学の研究グループが発表した。
卵子中の分裂開始因子の活性化を妨げているたんぱく質が、受精によって分解され、因子と酵素が結びつく動きを明らかにしたもので、将来は不妊の新しい診断や治療法の開発につながることが期待される。
英オンライン科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに28日、論文が掲載された。

 九大大学院理学研究院の佐方功幸(さがたのりゆき)教授(分子生物学)らは、受精卵が分裂を始める仕組みを解明するため、アフリカツメガエルの卵子を人工授精させて調べた。
酵素の一種「Ube2S」に着目し、この酵素を取り除いた卵子では細胞が分裂しないことが分かった。

 さらに未受精卵の活性化を防いでいるたんぱく質「Emi2」が分裂開始因子と結びついている部分と酵素Ube2Sの結合部分のアミノ酸配列が似ていることを特定。
受精によって、たんぱく質が分解され、代わりに酵素Ube2Sが分裂開始因子に結合する仕組みを初めて解明した。

 人間をはじめ脊椎動物の受精前の卵子でEmi2が働き、分裂開始を妨げていることはマウス実験でも解明されていたが、受精卵が分裂を始める分子メカニズムは不明だった。

 佐方教授は「人の不妊の原因の一つとしてこれらの酵素やたんぱく質に異常がある可能性が考えられる。診断や治療につながることを期待している」と話している。【関東晋慈】

2014年04月28日 19時28分
http://sp.mainichi.jp/select/news/20140429k0000m040037000c.html

九州大プレスリリース
http://www.kyushu-u.ac.jp/pressrelease/2014/2014_04_25.pdf

Nature communications
Emi2 mediates meiotic MII arrest by competitively inhibiting the binding of Ube2S to the APC/C
http://www.nature.com/ncomms/2014/140428/ncomms4667/full/ncomms4667.html

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