【社会】和歌山市職員贈収賄　人事課の課長「綱紀粛正とともに、全庁的な指導・研修を行い、再発防止に努めたい」

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和歌山市発注の公共工事に絡む贈収賄事件で、収賄容疑で逮捕された同市水道局技術副主査、林克芳容疑者（３４）＝大阪府東大阪市吉田本町＝が和歌山市内の建設会社「藤本水道」側から現金３０万円を受領した直後、林容疑者名義の銀行口座から２０万円近くのクレジットカードの引き落としがあったことが２６日、捜査関係者への取材で分かった。カードは高速道路の自動料金収受システム（ＥＴＣ）の利用料などに使用されており、県警は現金の使途の可能性もあるとみている。

捜査関係者によると、平成２８年１月下旬、林容疑者が、同社側から現金３０万円を受け取ったとされる直後、林容疑者の口座に２０万円が入金されていた。その翌日、入金額とほぼ同額の引き落としがあり、ＥＴＣの利用料やガソリン代などに使われていたという。

このため県警は、林容疑者の口座に賄賂が入金され、ＥＴＣ利用料などの交通費に充てられていた可能性も視野に、詳しい使途を調べている。

和歌山市では昨年から今年にかけ、市職員の不祥事が相次いでいる。

昨年５月には、市内の文化会館の運営委員会の積立金約１２０万円を私的流用したとして、当時館長だった５０代の男性職員を停職６カ月の懲戒処分。積立金はローン返済や競馬などの遊興費に充てられていたといい、職員は依願退職した。

また、酒気帯び運転をした市民環境局の５０代の男性職員が７月に停職３カ月の懲戒処分となったほか、９月には市内の飲食店で酒に酔って知人を殴った市消防局消防司令長の５０代男性が減給１０分の１の懲戒処分を受けている。

相次ぐ不祥事について、市人事課の細井隆司課長は「綱紀粛正とともに、全庁的な指導・研修を行い、再発防止に努めたい」と話した。

http://www.sankei.com/west/news/170427/wst1704270013-n1.html

【社会】和歌山市職員贈収賄 人事課の課長「綱紀粛正とともに、全庁的な指導・研修を行い、再発防止に努めたい」

【社会】和歌山市職員贈収賄　人事課の課長「綱紀粛正とともに、全庁的な指導・研修を行い、再発防止に努めたい」