【権利侵害】「担当の勘違いによる連絡ミス」オンデマンドで映画『すべての政府はウソをつく』を誤って配信 NHKが独占配信権侵害を謝罪

虚飾にまみれた＠ばかばっか ★

NHKで放送された番組を有料で配信する動画サービス「NHKオンデマンド」が今年2月、同局に配信権のない番組を誤って配信し、権利元（アップリンク）の独占配信権を侵害した件で、同局は4月7日付で公式ホームページに謝罪文を掲載した。

誤配信された番組は、NHK・BS1「BS世界のドキュメンタリー」の枠で放送された『すべての政府はウソをつく（前編）』（2月1日放送・2月2日配信）と『～（後編）』（2月2日放送・2月3日配信）で、誤配信は2月4日夜まで続いた。
原因は、「NHKオンデマンドの担当者の勘違いによる配信可否情報の連絡ミス」としている。

映画、映像ソフト、テレビ放映権の取得及び販売を行っているアップリンクが、フリージャーナリストと政府や大企業との闘いを描いたカナダのドキュメンタリー映画『すべての政府は嘘をつく』（フレッド・ピーボディ監督）について取得した権利のうち、テレビ放映権をNHKに販売。
BS1で2月1日と2日に放送後、同3日にVOD（ビデオ・オン・デマンド）のプラットフォーム「アップリンク・クラウド」で独占配信を開始し、3月18日から東京・アップリンク渋谷で劇場公開する流れだった。

通常の映画は、劇場での公開後にDVD販売やインターネット配信が行われるが、今回、アップリンクでは、業界初の試みとしてインターネット先行配信を行い、その後に劇場公開する、という計画で、通常の劇場公開と同じように宣伝費も投じて、プロモーションも行っていた。
その理由として、劇場公開は限られた人しか映画を観ることができないが、インターネットでのVODならば、作品に興味がある人がいつでもどこからでも観られる点を重視したため。
作品が、米国のトランプ政権発足直前に完成した映画であり、
「“ポスト・トゥルース”や“フェイク・ニュース”という新しい概念の言葉が使われる時代に、ジャーナリストの報道がいかに大事かを知ってもらおうと、劇場公開よりインターネット配信が適していると思った」（アップリンク代表取締役、浅井隆氏）。
そこに、NHKによる配信権侵害が発生したのだった。

この件については、アップリンクとNHKの間で示談が成立しており、NHKオンデマンドでは、
「今回の誤配信を受けて、配信可否の情報を確認する体制を抜本的に見直しました。今後、二度とこのようなことがおきないよう、再発防止につとめて参ります」と謝罪している。

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