【フィリピン】26日からＡＳＥＡＮ週間。国軍、警察はテロに警戒。日系企業、一部休業[04/26]

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4月26日のまにら新聞から

ＡＳＥＡＮ首脳会議

26日からＡＳＥＡＮ週間。国軍、警察はテロに警戒。日系企業、一部休業

［ 907字｜2017.4.26｜｜政治］

(写真)
ＡＳＥＡＮ首脳会議の会場になる国際会議場＝比政府提供

　26日から首都圏で始まる東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）首脳会議・関連会合に合わせ、24日から関連行事が首都圏各地で開催された。
国軍は25日、テロ計画などの情報は現時点で報告されていないと言明。国軍兵士、警官ら約４万人を首都圏に配備し、厳重な警戒態勢を敷く。
　各国首脳は29日朝、比に到着する予定。首都圏パサイ市の国際会議場（ＰＩＣＣ）で同日、ＡＳＥＡＮ首脳会議が開かれる。
　大統領府は首都圏の公共機関、民間企業、学校を28日の終日休業するよう命じた通達を出した。首都圏に本社を置く一部日系企業は同日休業。マニラ日本人会も業務を休止する。
　一方、マニラ日本人学校は通常通り授業を継続。在フィリピン日本大使館も業務を行うという。
　26～29日の間、首都圏パサイ市のセンＷジョクノ、ハランドニ、Ｖソット、ブカネグ、アデララマ、
同マカティ市のアーナイズ、マカティ、パークウエードライブ各通りが各国首脳、閣僚の専用道路となり、到着時に一時通行止めになる。
　首脳会議の前も、ＡＳＥＡＮ事務局に派遣されている各加盟国の常駐代表による常駐代表委員会が26日に開かれるのを皮切りに、27日には高級実務者準備会合、28日は外相会合などが開かれる。
　29日の首脳会議後は、ブルネイ、インドネシア、マレーシア、比の４カ国で構成されるＡＳＥＡＮ成長地域
（ＢＩＭＰ─ＥＡＧＡ）首脳会議や、「インドネシア、マレーシア、タイ成長の三角地帯」（ＩＭＴ─ＧＴ）首脳会議も開催される。
　24日からは、都市開発について協議する「クリエーティブ・シティ・フォーラム」など関連行事が首都圏を中心に開かれている。
日本の協力の下、インドネシア、マレーシア、シンガポール、タイ、比各国が行う青年教育事業
「東南アジア青年の船」（ＳＳＥＡＹＰ）の国際総会がビサヤ地方アクラン州ボラカイ島と同地方イロイロ市で開かれている。
　11日には同地方ボホール州イナバンガ町にイスラム過激派アブサヤフが侵入し、国軍・国家警察の合同部隊と交戦に発展した経緯がある。
同地方で開かれるＳＳＥＡＹＰ総会でも、国軍、国家警察が厳重な警戒を行う。（加藤昌平）

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