【フィリピン】マニラ市ロハス大通りでバンに乗っていた日本人男性がオートバイの２人組に銃撃され死亡[04/22]

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4月22日のまにら新聞から

邦人男性殺害

マニラ市ロハス大通りでバンに乗っていた日本人男性がオートバイの２人組に銃撃され死亡

［ 1051字｜2017.4.22｜｜社会］
(写真)
事件発生時に水野さんらが乗車していたバン＝21日午前２時ごろ、首都圏マニラ市で冨田すみれ子撮影

　首都圏マニラ市ロハス大通りで20日午後８時15分ごろ、出張でフィリピンを訪れていた水野成規（せいき）さん（48）＝愛知県稲沢市＝が、バン乗車中にオートバイに乗った２人組に銃撃され、左首に被弾、即死した。
ほかにフィリピン人男性１人が左後頭部に軽傷を負った。首都圏警察マニラ市本部への取材で分かった。
水野さんは出張で同日午後１時半ごろに初来比したばかりで、入国約７時間で事件が発生した。警察は２人組の行方を追うとともに関係者への捜査を進めている。（冨田すみれ子）
　首都圏警察マニラ市本部によると、水野さんはパチンコ機械関連会社の経営者で、首都圏近郊の工業団地での工場見学のため、
部下と共に今回初めて比を訪れた。21日に行われる予定だった工場見学には同業日系企業関係者約20人が参加予定だった。
　水野さんは20日午後１時半に愛知県の中部国際空港からマニラ空港に到着し、首都圏パサイ市のホテルにチェックイン後、同午後６時から８時ごろまで
マニラ市の飲食店で同業の日本人ら十数人と夕食を食べた。飲食店からバン４台に分乗し、ホテルに帰る途中に襲撃された。
　水野さんらが乗車しロハス大通りを走行していたバンは４台のうち先頭で、ペドロヒル通りとの交差点の手前で信号待ちをしていた際、左側車線を後ろから走行してきたオートバイに乗った２人組に襲撃された。
　ヘルメットを着用した２人組が撃った45ミリ拳銃５発のうち１発は、バンの２列目左側席に座っていた水野さんの左首に当たり即死状態だった。もう１発は助手席に座っていた、
日系の同業他社に勤めるフィリピン人通訳男性の左後頭部をかすめた後、窓を貫通。男性は軽傷を負った。現場からは弾丸３発が見つかり、回収された。６人乗りのバンにはほかに、日本人３人と比人運転手が乗車していたが、けがはなかった。
　警察は２人組が雇われた殺し屋である可能性が高いとみて、捜査を進めている。２人組は、標的の人物が飲食店から乗車後、車内のどの位置に座っていたかを熟知していた可能性が高い。
　後ろに連なり走行していたバンに乗っていた日本人関係者は「最初の数発は花火の音かと思った。水野さんは温和で優しい方。誰かの恨みを買っていたようには思えなかった」
と話す。工場見学に参加するため来比し、事件発生日の夜に食事を共にしたメンバーは水野さんと初対面の人物が大半だったという。
　水野さんが事件当時所持していた財布などの貴重品は盗まれていなかった。日本人殺害事件は今年に入って初めて。

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