【漫画】東京に立ち向かえ埼玉　３０年前の漫画「翔んで埼玉」復刊で異例３０万部　魔夜峰央「訳が分からない」

yomiφ ★

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　埼玉県民が東京都民からの弾圧に立ち向かうギャグ漫画「翔んで埼玉」（宝島社）が、発行部数三十万部を突破する人気だ。
腹痛を訴えると「そこらへんの草でも食わせておけ！埼玉県民ならそれで治る！」と言い放たれるなど過激な内容。
「パタリロ！」で知られる漫画家魔夜峰央（まやみねお）さん（６２）が約三十年前に描いた作品の復刊だ。

　漫画は当時、埼玉県所沢市に住んでいた魔夜さんが県民の東京への強い憧れを感じ「ネタとしては面白い」と思って描いたという。テレビで取り上げられるなどして話題となり復刊が決定。
昨年十二月十七日に初版二万五千部で発売予定だったが予想を上回る予約があり、急きょ二十万部を増刷するため発売日を同月二十四日に延期した。
発売後も人気で、復刊漫画として異例の三十万部を超えた。

　主人公は、米国留学を終え東京の名門高校に転入した美少年だが、実は埼玉出身。校内で、埼玉から来た生徒がもんぺと地下足袋姿でばかにされたり、
医務室も利用させてもらえなかったりといった境遇を目の当たりにして衝撃を受ける。
　「ああいやだ！埼玉なんて言ってるだけで口が埼玉になるわ！」などとさげすまれ、都民しかいられない場所にいると「埼玉狩り」のサイレンが鳴る。
主人公は、こんな状況は変えなければならないと決意する。

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　魔夜さんは新潟市出身で、二十六～三十歳まで所沢市で暮らし、現在は横浜市在住。
「翔んで埼玉」は一九八六年刊行の短編集「やおい君の日常的でない生活」に収録されたが、当時はそれほど話題にならなかったという。
魔夜さんは、今の状況を「なんでこんな狂い咲きが来たのか。訳が分からない」と不思議がる。

　宝島社によると、復刊本が一番売れているのは埼玉県。
魔夜さんは、この漫画を受け入れる自虐的な県民性を「埼玉県民はとにかくおうよう。自分で自分を笑える人たちなんです」と分析した。

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【漫画】東京に立ち向かえ埼玉 ３０年前の漫画「翔んで埼玉」復刊で異例３０万部 魔夜峰央「訳が分からない」

【漫画】東京に立ち向かえ埼玉　３０年前の漫画「翔んで埼玉」復刊で異例３０万部　魔夜峰央「訳が分からない」