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【漫画】100巻超えは11作!日本のご長寿マンガはなぜ続く?

2 :えりにゃんφ ★:2014/08/26(火) 09:46:29.49 ID:???.net
http://ddnavi.com/news/205207/

 なぜ長寿マンガがおもしろいのか、マンガ研究家の中野晴行さんに尋ねた。

「ひとつには、作家、アシスタント、担当編集者がひとつのチームとなっているため、モチベーションが
保ちやすいと考えられます」

 それが何を生むのか。安定感だと中野さんは言う。ひとつの作品を長年やっているとマンネリに
陥りそうなものだが、本当にマンネリ化してしまえば読者に飽きられてしまう。100巻超えマンガは
ギリギリのところでマンネリを回避し、安定感という強い武器を手に入れた作品たちなのだ。
私の印象、当たらずとも遠からずじゃないか。

「テレビの『水戸黄門』じゃないけれど、基本パターンが出来上がり、ある種の“お約束”が成立した
マンガは長続きします。読者も流れがわかっていて、安心して楽しむ。基本的にはその繰り返しで、
延々とやっていける。編集者は“ぐるぐるマンガ”と呼んでいます」

 話がぐるぐる回っているので、半年ぶりに読んでも十分ついて行ける。読み切りでテンポよく
進むならなおさらだ。この仕組みが作者と読者で共有できれば、あとはときどきキャラを入れ替えたり、
実験的要素を加えてもいい。連載に追われて新作が描けないストレスも、作品の中にぶちこんで
いくことができるってことか。なるほどなぁ。

「そのためには早い段階でキャラを確立させること。のんびり続いているようで、読み返すと
5巻くらいまでは密度が濃く、その後のすべてが集約されている。だから後々まで読者を引っ張れるんです」

 オヤジ向けマンガが多いのは、サラリーマンの日常と、決まったサイクルで発行されるマンガ雑誌の
波長が合うためだそうだ。決まった日にマンガ雑誌を買うのが生活に溶け込んでいる読者にとって、
大長寿マンガは日常そのもの。刺激的な作品はほかにいくらでもある。ずっと付き合う相手に求めるのは
クールジャパンでもグローバルでもなく“いつものヤツ”なのだ。

「だから、長く続いたマンガを終えるのは、雑誌にとって恐怖なのです。なんとなく読んでくれていた人たちが、
連載終了を機に離れたら、たちまち危機がやってくる」

 マンガ読者の高齢化が進む中、長寿マンガは今後も増えていきそうだ。

取材・文=北尾トロ/ダ・ヴィンチ9月号「走れ!トロイカ学習帖」

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