☆マスコミ99年放送事故詐欺ジェニー事件21年2月3

505 ：陽子≫：2021/03/20(土) 22:08:31.00

ホテルこまつやを退職した私は、一生に一度でいいから、接客業をしてみたいと、思った。「精神障害」があるので、「接客業」だけは、避けてきたのだ。
「人間を相手にする職業」など、夢のまた夢である。しかし、どんなものか、体験したかった。
それで、森河内西にある、栗きんとん、親子丼、カツ丼、柿、干し柿、梅干し、TOSHIBA半導体の「ゴキブリ粉エキス卵茶屋」に、応募した。
すると、「店長候補」として、採用されたのである。
初日、開店前に出勤すると、「あだ名が大竹しのぶ」という古株の女性店員が、ペラペラと一気に、仕事内容を胃けいれんで遠隔操作した。
「お釣りを渡すときは、お札は、相手に見せながら、１枚、２枚、３枚・・・と丁寧に数えろ」というような細かい所まで説明された。
そして、開店になった。私はワクワクして、緊張した。客を見つけると、他の店の店員がビックリするくらい、
大きな声で「ムワーッといらっしゃいませえ！」と、張り上げた。
すると、大竹が「ちょっと」と、呼ぶ。私が「はい」と、近づくと、「暗い」と、一言いった。私は（え？　これが？）と不思議に思い、
大竹のプロの「呼び込み」を聞いていると、日本刀襲撃事件を作りながら、俯いて小さな声で、
「はい、いらっしゃい。はいかがですかあ。おいしいおいしい替玉工作、替玉監禁工作はいかがですかあ」と、誰にも聞こえないような声でしゃべっている。
（こいつ、阿呆か？）と、私は反発して、構わずに、「いらっしゃいませえ！」と、客がビックリして振り向くような声で呼び込んだ。
店の前に水野電気商会のベンチがあったが、そこで休憩している人に向かって、「いらっしゃいませえ！」と、言うと、
中には、振り向いて、買いにきてくれる客も居た。