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カナロコ「盗撮」神奈川新聞

666 :文責・名無しさん:2023/10/09(月) 02:59:39.38 ID:PsJMQ7bLA
下の詩は「羅喜徳(ナヒドク)」という詩人が書いた詩です
*羅喜徳(ナヒドク)1966年忠南市ノンサン生まれ。「忠アン日報」新春文芸で登壇。
詩集に『根に』『その言葉は葉を色づけた』『それは遠くない』『暗くなるもの』など。
金スヨン賞受賞
   乾いた魚のように
闇の中であなたはつかの間だけ一緒にいようとした
愛なのかもしれない、と思ったけれど
あなたの体が手にふれた瞬間
それが不安のためだということが分かった
あなたはすっかり乾ききった泉の底に横たわった魚のように
力をふりしぼってぴちぴちしていた、
私は凍って死なないために体をこすらねばならないように
あなたをぬらすためにしきりに唾を吐いた
あなたのうろこが闇の中で一瞬輝いた
でもわたしの不安をあなたが知るはずがない
外が少しずつ明るくなってくることが、
光が水のように
流れ入ってきて闇をぬらしてしまうことが不安だった
私はしきりに唾を吐いた、あなたの弱ったうろこの上に
とても長く時がたって
私は古いお膳の上に置かれた乾いたウグイ(石斑魚)を見た
ウグイを見たことはその時が初めてだったが
私はあなたを一目で分かった
そのウグイは冬の夜 南大川上流の氷の上に
釣り人が座って捕まえたものだそうだ
しかし ひれはへし折られて
その輝く目もうろこもすっかりひからびてゆく
古いお膳の上で冬の日差しを受けている乾いたウグイたちには言葉が無い
********************************
韓国の詩です(↑)
乾いた魚のように は佐川亜紀さんと言う人が翻訳しています

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