1月からの異動を言い渡された。

しゃもじ

　2Fで全社的な会議を終えた上司Aが俺に対して「上に上がってくれる？」
って言ってきたから、またアレのことかと思って2Fに行ったところ、
簡単に言っちゃうと来年の1月から転勤とのこと。来週の月曜日にまた
話をする。で、これよりも衝撃的だったのが次の行から始まるんだけどさ。

　会社には俺と対象者の二人きりで、22時近くで最寄り駅までのバスはもう無い時間帯。
対象者が俺に対して「お疲れ様です」と言ってきたから、エンジンスターターで車の
エンジンを掛けたの。対象者は更衣室に入って、俺は車の鍵を開けに行くが、鍵が見当たらない。
会社の中かなと思って戻っても無くて、実際は鍵はポケットに入っていた。そうしてまた
車の鍵を開けようと向かったところ、更衣室から出た対象者の後ろ姿が目に入った。
今までも何十回も送っていったことあるから、「あ、○○さん、送ってくよ」って言ったんだけど、
対象者は外に向かってダッシュ。仮に俺の声が聞こえていないとして、あそこで走るのは不自然。
会社の電気を消して鍵をかけて会社から出たら、数百メートル離れたところを歩いている
対象者の姿が目に入った。車を停めて声をかけようかとも思ったんだけど、今回は諦めといた。
だがその後、無性に腹が立ってきて今に至る。
　来週になったらまたかなり帰りが遅くなるので、今度は更衣室の前で待つ。