フジデモを主導した古谷経衡がフジデモを完全否定

名無しかましてよかですか？

激突対談　保守は「SEALDs」に完敗です
古谷経衡（著述家）× 奥田愛基（SEALDs創設メンバー）

彼らはなぜ支持されたのか。気鋭の保守論客が迫る
保守派のトンデモ陰謀論

古谷　私は基本的に安保法案には賛成の立場です。最近では「若手の保守論客」などと紹介されますが、事実これまでに100回以上、保守派のデモや集会に参加してきました。
現在は参加と言うよりも客観的な立場でデモや社会運動を観察し、分析しています。その立場から言うと、SEALDsのデモには衝撃を受けた。正直、「保守は完敗したな」と思いました。

　私が社会に危機感を抱いたのは、奥田さんの言う震災より2年前、09年9月に民主党政権が誕生した時でした。「鳩山政権で日本は大変なことになる」と思ったら、
案の定その通りで翌年には退陣したわけですが、菅直人内閣に代わった直後の10年9月には、尖閣諸島沖で中国漁船が海上保安庁の巡視船に体当たりする事件が起こります。
海上保安官だった一色正春氏がその映像をネットにアップすると、義憤に駆られた保守派は、政権の弱腰な対応に抗議する「尖閣諸島デモ」を行いました。5000～6000人が集まったこのデモには保守派の大義がありました。

奥田　盛り上がりましたよね。

古谷　ところが、震災を挟んで保守運動は変質していきます。保守派には、当時盛んに反原発デモを展開していたリベラル派への対抗心もあったでしょうが、何より、日本の美しい国土が、日本人の手によって汚されたということを認めたくなかった。
そこから「放射能は浴びれば浴びるほど健康になる」「避難区域の設定は無意味だから全員帰還させろ」など、科学的根拠が薄弱な主張を始めるようになってしまった。

奥田　仮にあの時、原発事故が中国で起こり、黄砂とともに放射能がやってきていたら、保守派は原発に抗議したかもしれませんね。